...侯爵に鄭重(ていちょう)な悔みの挨拶を残し...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...鄭重(ていちょう)なる祭祀が営まれているのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...鄭吉炳 ワデルフスキイ街(まち)に七の日の縁日がありますから...
林不忘 「安重根」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...彼を鄭重に款待するばかりでなく...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...又宋代の鄭樵の通志の中に二十略があり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...鄭玄の注の中に見いだされる東洋の古い美学には...
中井正一 「カットの文法」
...相手の調子がいかにも鄭寧(ていねい)で親切だから――つい泣きたくなった...
夏目漱石 「坑夫」
...しかし島田は思ったよりも鄭寧(ていねい)であった...
夏目漱石 「道草」
...自分のお延を鄭重(ていちょう)に取扱い過ぎるのが悪いといって非難する上に...
夏目漱石 「明暗」
...こぼれた飯を鄭寧(ていねい)に拾い始めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...まだ鄭成功(ていせいこう)が暴れているようですし...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...山の方へ向き変って鄭重に礼をし直した...
横光利一 「旅愁」
...鄭家屯は遼源県治のある商業市街で...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...鄭玄が書簡をかけば...
吉川英治 「三国志」
...その人は鄭(てい)などと違って真面目(まじめ)なお方...
吉川英治 「新・水滸伝」
...程なく非常に鄭重に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そのまま李鄭(りてい)の部屋で前後不覚になってしまっていたのではないだろうか?あれも贋(にせ)ものの飛行機だったろうか――李鄭の後から僕は広間へついてあらわれると...
吉行エイスケ 「飛行機から墜ちるまで」
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