...鄭垂氏よりも反(かえ)って若々しい...
芥川龍之介 「上海游記」
...ただ子供の死骸に取縋(とりすが)って泣入っている母親に鄭重(ていちょう)な悔みの言葉を残して...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...鄭板橋はまた好んで石を描いたが...
薄田泣菫 「石を愛するもの」
...そして閾際(しきゐぎは)に立つて鄭寧(ていねい)に胡麻白頭(ごまじろあたま)を下げてお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...鄭吉炳 まあ朴君...
林不忘 「安重根」
...故鄭重賜汝好物也...
陳壽 「魏志倭人傳」
...鄭人(ていじん)が温の麦を刈るといい...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...鄭樵の如く細かな意見をはつきり現はして書いたものはありませぬ...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...ともかくこれが崇文總目・鄭樵の藝文略・校讐略以來絶えてゐた目録學に再び注意した特別の著述で...
内藤湖南 「支那目録學」
...鄭重にするために宿役人は川越し人足の勢揃いや人数配りに手数をかけてなかなかに時間を取るのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...毛詩鄭箋(ていせん)と...
中島敦 「狼疾記」
...俯向加減(うつむきかげん)になって鄭寧(ていねい)に林檎(りんご)の皮を剥(む)いている清子の手先を眺めた...
夏目漱石 「明暗」
...真名古は写真を鄭重に内懐におさめる...
久生十蘭 「魔都」
...説郛本は鄭景壁と署してあつて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もう南鄭(なんてい)も落城し...
吉川英治 「三国志」
...鄭文(ていぶん)は拝伏して...
吉川英治 「三国志」
...こういう鄭重(ていちょう)な礼は執(と)らない...
吉川英治 「新書太閤記」
...また白面郎の鄭天寿(ていてんじゅ)などが襲って来て...
吉川英治 「新・水滸伝」
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