...鄭孝胥氏が我々の前に...
芥川龍之介 「上海游記」
...必ず厳粛鄭重にロシア皇帝およびその帝室のために...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...その文面はすこぶる鄭重(ていちょう)を極めたもので...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...彼は各室を鄭重に廻っては...
海野十三 「蠅男」
...急に鄭重になって...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...どこやら緊張した御鄭重のおもてなし振りで...
太宰治 「右大臣実朝」
...鄭重な楠材の棺に納めて葬られ...
豊島与志雄 「立札」
...前に引用した曲禮の語でも鄭玄は帝の字を天神と解してゐる...
内藤湖南 「易疑」
...その出來榮えは鄭樵の藝文略よりも十倍もよいと云つた...
内藤湖南 「支那目録學」
...至って鄭重(ていちょう)なもてなしで餞別(せんべつ)が貰える...
中里介山 「大菩薩峠」
...いか銀よりも鄭寧(ていねい)で...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...鄭重に一礼したのち...
久生十蘭 「魔都」
...「御結構が有ッたの……ヘエエー……それはマア何してもお芽出度(めでとう)御座いました」ト鄭重(ていちょう)に一礼して...
二葉亭四迷 「浮雲」
...または近來の彼のいつもの態度――控(ひか)へ目な鄭重(ていちやう)さでもつて私に話しかけた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...他国の使臣にたいしては儀礼的な鄭重を極める半面に...
吉川英治 「上杉謙信」
...「これでよいかの」鄭玄は自分の文を詩のように吟誦(ぎんしょう)してから封をした...
吉川英治 「三国志」
...すこぶる鄭重に客舎へ案内した...
吉川英治 「三国志」
...鄭人が子貢(しこう)に告げて言った...
和辻哲郎 「孔子」
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