...蜥蜴(とかげ)の交尾(つる)んだのでも鄭重に眼鏡を通して見るが...
薄田泣菫 「茶話」
...慷堂の前では鄭重(ていちょう)な口をきいて...
高見順 「いやな感じ」
...鄭吉炳 (李剛へ)僕も行ってみましょうか...
林不忘 「安重根」
...鄭吉炳 朴君!朴鳳錫 金斗星先生の独立運動をスパイしてやがる...
林不忘 「安重根」
...例へば鄭景岫の南中四時攝生論などは...
内藤湖南 「支那目録學」
...鄭樵が劉以來絶えてゐた目録學を興したことは大いに重んじてゐるが...
内藤湖南 「支那目録學」
...即ち有名な鄭道昭...
内藤湖南 「北派の書論」
...その垂駕籠を主人自ら鄭重に奥へ舁入れた事を今も覚えている...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...鄭重(ていちょう)に白い襦袢(じゅばん)を重ねて...
夏目漱石 「三四郎」
...裏表から鄭寧(ていねい)に吟味(ぎんみ)する余裕(よゆう)ができていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...まのあたり見る父は鄭寧(ていねい)であった...
夏目漱石 「道草」
...「御結構が有ッたの……ヘエエー……それはマア何してもお芽出度(めでとう)御座いました」ト鄭重(ていちょう)に一礼して...
二葉亭四迷 「浮雲」
...鄭(てい)の君がその臣蔡仲(さいちゅう)の専横を憎んで...
穂積陳重 「法窓夜話」
...私は餘り鄭重にせられて恐縮した...
森林太郎 「長谷川辰之助」
...鄭成功が幕府へ援軍を求めて来たのは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...貴人を迎える如く鄭重(ていちょう)に...
吉川英治 「剣の四君子」
...鄭度の策を否決した...
吉川英治 「三国志」
...エルナンド・ピサロは鄭重にインカの直答を促した...
和辻哲郎 「鎖国」
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