...いとも鄭重なるモーションでもって一口ずつ味わいくらべつつやったもんだから...
海野十三 「第四次元の男」
...実験心理学でごちや/\になつた頭を鄭寧(ていねい)に下げてお辞儀を一つした...
薄田泣菫 「茶話」
...礼儀作法の極めて鄭重なのは幾度かお話しした通りだが...
薄田泣菫 「茶話」
...鄭吉炳 同業ではないけれど...
林不忘 「安重根」
...常見は鄭重にそして冷淡に...
豊島与志雄 「白い朝」
...又宋代の鄭樵の通志の中に二十略があり...
内藤湖南 「支那史學史概要」
...鄭樵の如く細かな意見をはつきり現はして書いたものはありませぬ...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...又子目の中にあるものの分け方は大分鄭樵を眞似た...
内藤湖南 「支那目録學」
...鄭樵が書籍を搜す官を派遣すること及び書籍を校讐する人が長くその任に居る必要を論じたのは...
内藤湖南 「支那目録學」
...改(あら)ためて宗助(そうすけ)に鄭重(ていちよう)な御辭儀(おじぎ)をした上(うへ)...
夏目漱石 「門」
...彼女の鄭重さをそのまゝに受けた方がいゝと私は思つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...鄭成功が幕府へ援軍を求めて来たのは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一玄は鄭重(ていちょう)に受けて飲んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もう南鄭(なんてい)も落城し...
吉川英治 「三国志」
...からみ合ったかと思うとたちまち鄭文のために返討(かえりう)ちにされていた...
吉川英治 「三国志」
...が、ようがす」また小半刻(こはんとき)もかかって、鄭がこれをも、包んで出すと、今度は豚の軟骨ばかりを十斤、同様に切れと魯達が命じた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご鄭重(ていちょう)に」「かしこまりました」小侍が去ると...
吉川英治 「親鸞」
...ピサロはこの使者が偵察の目的を以て訪ねて来たことを承知しつつ、鄭重に応待し、珍らしい武器の用法や白人の来意などを説明して聞かせた...
和辻哲郎 「鎖国」
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