...鄙吝(ひりん)の為す所だと云ふ攻撃で...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...鄙吝(ひりん)のなすところだという攻撃で...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...鄙吝よりは下女風情に甘く嘗(な)められてはという難(むず)かし屋の理窟屋の腹の虫が承知しないのだ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...われら鄙吝の友ならず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...潔癖は吾儘者の鄙吝(けち)な高慢である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...さっぱりとして情け深く寸分鄙吝(いや)しい所なき...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...唯だ金錢を輕むずるの一美徳あるに由れり蓋し薩人は概して鄙吝の質あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...唯だ金銭を軽むずるの一美徳あるに由れり蓋し薩人は概して鄙吝の質あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自分の父が鄙吝(ひりん)らしく彼女の眼に映りはしまいかという掛念(けねん)...
夏目漱石 「明暗」
...鄙吝(ひりん)の心を却掃(きゃくそう)し...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...そはこの鄙吝の身をもつて...
三好達治 「朝菜集」
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