...煤(すす)けたる都鳥とぶ隅田川二月八日 清三郎送別会...
高浜虚子 「六百句」
...示したる一映像や都鳥都鳥飛んで一字を画(えが)きけり一月二十日 物芽会...
高浜虚子 「六百句」
...―――(山村さく師匠追善)山村流舞の会日時 昭和十四年二月廿一日(午後一時開催)場所高麗橋(こうらいばし)三越八階ホール出しもの袖香炉(そでごうろ)(手向)、なのは、黒髪、すり鉢(ばち)、八嶋、江戸土産、鉄輪(かなわ)、雪、芋かしら、都鳥、八景、茶音頭(おんど)、ゆかりの月、桶取(おけと)り(次第不同)出演者名及番組は当日呈す会費 不要(当日招待券無き方は謝絶す)申込期日 二月十九日限り会員及御家族に限る右御来会御希望の方は往復ハガキにて申込まれたし、復のハガキを以て招待券として返信す主催 山村さく門下郷土会後援 「大阪」同人会幸子は二月早々に、郷土会が印刷したこの案内状を封入して、本家の姉と雪子に宛(あ)てて書面を出した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...丁子屋は都鳥浴衣を染める店であると聞いたので...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...仙臺に居る私でさへ都鳥浴衣が優美堅牢染の高級浴衣として...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...側は漂渺(ひょうびょう)たる隅田の川水青うして白帆に風を孕(はら)み波に眠れる都鳥の艪楫(ろしゅう)に夢を破られて飛び立つ羽音(はおと)も物たるげなり...
永井荷風 「向嶋」
...都鳥の形をなした数多(あまた)の燈籠(とうろう)を夜々河に流して都人の観覧に供した...
永井荷風 「向嶋」
...もう少し先へ行くと都鳥(みやこどり)と...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やっぱり都鳥の織出しは見つからない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...光琳風の都鳥などついているものか」「へえ」「支那から仕入れたと言って...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……それはそうとあの都鳥を...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...名にしおはばいざこと問はん都鳥我が思ふ人はありやなしやとという歌を思い出して...
宮城道雄 「山の声」
...三月二日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 都鳥英喜筆「戦傷士の俤」の絵はがき)〕『衛生学』はもう十一月頃出版されていてそれを只今本屋に注文中です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...所謂「都鳥廓白浪(みやこどりながれのしらなみ)」である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...絵に浮く都鳥のような姿も似合わしかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...群れ飛ぶ都鳥隅田川が...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...吉原通いの猪牙船(ちょきぶね)……群れ飛ぶ都鳥……...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...八畳の真中(まんなか)に都鳥(みやこどり)の模様のメリンスの鏡子の蒲団が敷かれてある...
與謝野晶子 「帰つてから」
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