...向こうも取ると都合が悪いのでしょうが...
海野十三 「恐怖の口笛」
...今少し都合が悪いからというので...
大杉栄 「日本脱出記」
...それで家計の都合が悪い所から随分大事にしてあった右の白衣観音を質に入れました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...此のまゝでは死ぬにも都合が悪い...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...もつと行乞しなければ都合が悪いのだが...
種田山頭火 「行乞記」
...ちょっと都合が悪いのです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...政党屋である彼等にとっては議会統制という言葉に限って味方にしては都合が悪いのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...政府にとって都合が悪いのである...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...もう名古屋も大抵おわかりのことと思いますから」「明日はいけません」「お都合がお悪うございますか」「別に都合が悪いというわけでもありませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...都合が悪いから秋まで出版を見合わせると云い出したので...
夏目漱石 「それから」
...何でも屋根に草が生(は)えたうちを探して行けば間違っこありませんよ」「よほど特色のある家(いえ)ですなアハハハハ」鈴木君が御光来になる前に帰らないと、少し都合が悪い...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...自分にとっていちばん都合が悪いことから始めるのは困る...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「上半分」のほうでなければ都合が悪い...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その社会組織は自由と善政とに最も都合が悪い...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ナニさ少し都合が悪いよ...
村井弦斎 「食道楽」
...「今夜はすこし都合が悪い...
吉川英治 「江戸三国志」
...だがいつも同僚どものいる屋敷では都合が悪いから...
吉川英治 「銀河まつり」
...おれには都合が悪い...
吉川英治 「三国志」
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