...来々年尚敬(しょうけい)王の冊封(さっぽう)(冠船(かんせん))があるので財政上都合が悪いから延期されてはどうかといって御婦人方の再考を求められたところが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...汽車は時間的に都合が悪いらしい」丹尾は運転手の横にトランクを投げ込んだ...
梅崎春生 「幻化」
...向こうも取ると都合が悪いのでしょうが...
海野十三 「恐怖の口笛」
...みな飛降りるのに都合が悪い...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...けれども今来られては都合が悪い...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...……けれども今は一寸家の都合が悪いから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...理論への動機が驚異などにあっては都合が悪いので...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...どうも都合が悪い...
戸坂潤 「社会時評」
...この行き詰りを解釈する言葉としては実は之は甚だ都合が悪い...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...足の抜(ぬ)き差(さし)に都合が悪い...
夏目漱石 「永日小品」
...都合が悪いから秋迄出版を見合せると云ひ出したので...
夏目漱石 「それから」
...どうしても都合が悪いやうだつたら...
林芙美子 「浮雲」
...お都合が悪いでしょうからね」と...
久生十蘭 「キャラコさん」
...今日は都合が悪いとか云った揚句...
火野葦平 「糞尿譚」
...どうしても斯ういふ家を持つてゐないと都合が悪い――父は彼の母によくそんなことを話して...
牧野信一 「父を売る子」
...一般に子供を産むという仕事には非常に都合が悪いのは当然である1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...おれには都合が悪い...
吉川英治 「三国志」
...時刻はいたって都合が悪い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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