...「笠につく蝶と一つに都入り」といふのは...
薄田泣菫 「茶話」
...思えば自分も一人旅、逢坂山の関の清水を立ち出でて、足はこうして京洛の地に向いているけれども、さて、今度の都入り、誰を当てに、ドコへ落ちつこうという目的があるではないのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...お前と一緒に都入りをしようとは思わなかったよ」「はい」何を言っても...
中里介山 「大菩薩峠」
...その威は古の木曾義仲の都入りを凌ぐほどであった...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...初(はつ)上りの途に著いてから都入りまで五十三駅の名を作り入れた唄を...
南方熊楠 「十二支考」
...平家に代って都入りしたときも...
吉川英治 「私本太平記」
...都入りを果たされた」「…………」高氏は守時の唇もとを見まもった...
吉川英治 「私本太平記」
...いよいよ都入りのおしたくに忙しかった...
吉川英治 「私本太平記」
...都入りの前陣を勤めさすがよい」とも直命された...
吉川英治 「私本太平記」
...木曾義仲の寿永(じゅえい)の都入り...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて曠(は)れの都入りの日を...
吉川英治 「私本太平記」
...――都入りのこまかな軍議をとげたのである...
吉川英治 「私本太平記」
...都入りしていたのであった...
吉川英治 「私本太平記」
...都入りをした折の――破壊的な暴威だの...
吉川英治 「新書太閤記」
...「新・平家物語」の上でも義仲の都入りを見つつあるから...
吉川英治 「随筆 新平家」
...都入りした鎌倉の勢力にも...
吉川英治 「随筆 新平家」
...都入りするのだった...
吉川英治 「源頼朝」
...フロイスの京都入りを何故このように重視するかというと...
和辻哲郎 「鎖国」
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