...――」「それもやはり都の好みじゃ...
芥川龍之介 「俊寛」
...否むしろ先達(せんだつ)たる大都市が十年にして達しえた水準へ五年にして達しうるのが後進たる小都市の特権である...
芥川龍之介 「松江印象記」
...有名(ゆうめい)な大都市(だいとし)ナポリに接近(せつきん)してゐるため見學(けんがく)に便利(べんり)なこと...
今村明恒 「火山の話」
...北海道の京都札幌は好(よ)い都府である...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...伊太利のヴェニスを「詩の都」と言う...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...日本の都會では、露路の至るところに、小さな侘しげな祠(ほこら)があり、狐や、猿や、大黒天や、鬼子母神や、その他の得體のわからぬ神神が、信心深く祭られてゐる...
萩原朔太郎 「宿命」
...是より先大阪の正金支店で露都宛の為替を組まうとして拒絶された...
二葉亭四迷 「旅日記」
...僕の住んでゐる大都會を一周するやうに命じた...
堀辰雄 「X氏の手帳」
...私は都會のまん中で...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...すっかり京都に住みついている僕なんぞも...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...都市と地方とを一緒にすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...――だが、あの生れ損(そこな)い、何という綺麗(きれい)さなんだろうねえ、あんまり世間の評判が高いから中村座をのぞいたときにも、思い切って舞台すがたの美しい役者だとは思ったが、素顔が、又百倍増しなのだもの、三都の女子供が、血道を上げるのも無理はねえ――と、讃めて置いて、又、おこりっぽく、――おいらあ、しかし、今夜のことは忘れはしねえぜ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...都からここまでは何百里とあるものを」と又紅矢は馬鹿馬鹿しくなって笑い出しました――「ではその果物が美紅姫だと云うのかえ」「イイエ...
夢野久作 「白髪小僧」
...父は帰って来る都度に...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...忠度(ただのり)都落ち...
吉川英治 「私本太平記」
...京都政治所と山崎とのあいだを隔日に往来しつつ...
吉川英治 「新書太閤記」
...まさに、京都の空である...
吉川英治 「茶漬三略」
...京都の桜の画家といわれた故K・U氏は...
吉川英治 「宮本武蔵」
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