...私は京都から、博覧会で花の絵を画く為にやって来た、松林〔?〕という芸術家を訪問したが、誠に興味が深かった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...また海峽の神を皆平定して都にお上りになりました...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...目さむれば貴船(きぶね)の芒(すすき)生けてありぬ九月十七日 京都一泊...
高浜虚子 「五百五十句」
...すると「佛蘭西(フランス)の都であります」と光子が嬉(うれ)しそうに答えた...
竹久夢二 「先生の顔」
...また別なときに「筋違(すじかい)に葱(ねぎ)を切るなり都ぶり」という句を君はどう思うと聞かれたときも句の意味がわからなかった...
寺田寅彦 「思い出草」
...轟々(ごうごう)たるサトニオの大河に洗わるる峻嶮(しゅんけん)なる都市に生まれたるエラトスを打ち倒しぬ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...さつきボーイに電話でケー・ドルセーの停車場に座席劵一つだけ無理でも都合してもらへないか交渉して見るやうにと命じた...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...このお寺は都会のそれで...
橋本五郎 「自殺を買う話」
...棠軒公私略に「十月二日夜、東都大地震、四面火起」と記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...美濃の都は岐阜(ぎふ)であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...昔は京都ではこの木を獄舎の門に栽(う)えてあって...
柳田國男 「アテヌキという地名」
...すこし旅費が出来たら直ぐに都落ちをするつもりでいた...
夢野久作 「衝突心理」
...デカルトに始った都市国家の智的設計は...
横光利一 「欧洲紀行」
...作者の意識というものは左様に都合よく独立し得られるものだとは私には思えない...
横光利一 「作家の生活」
...「それは何もただ芸術の美ばかりとは限らないさ、政治の美、経済の美、宗教の美、そのほか都市、農村、科学や学問や、法律、編輯などの美にしてもだが、つまりそれが文明なんだから、――誰も汚なさを造り出そうとして破壊もしなければ政治もしないよ...
横光利一 「旅愁」
...「周都督が肚にすえてきた最後の断こそ...
吉川英治 「三国志」
...思い出されましょう」「なんの――都の秋には都の趣(おもむき)があれば――越路の秋には越路の風物がある...
吉川英治 「親鸞」
...――京都以来か...
吉川英治 「宮本武蔵」
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