...わが郷国の名物はおいしい料理です...
...私は郷国で生まれ育ったので、とても愛着があります...
...彼女は郷国に戻って、地元の人たちと再会したいと思っている...
...郷国に住んでいた頃の思い出が今でも鮮明に残っています...
...その小説は、郷国に残されたものを取り戻すために戦う主人公の話です...
...はじめて郷国の真価値がその額面通りに買い得るというものだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...ただ何となく軒端に菖蒲を葺いた郷国の古俗を想い浮べて...
寺田寅彦 「五月の唯物観」
...通りがかりの旅客を一見しただけですぐにその郷国や職業を見抜く...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...家庭および小さな郷国の狭い境域における...
豊島与志雄 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そが郷国(きょうこく)フランドルの古画に現はれたる生活慾の横溢(おういつ)を称美したる一章あり...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...その頃ユダヤの郷国では王ヘロデ(ヘロデス大王)が支配していたが...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...錦子がその相談に郷国(くに)へ帰ると...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...それで私は郷国の歴史を戦国時代あたりまで遡つてゐるうちに...
牧野信一 「熱い風」
...国々に依つて、その名称は異るだらうが、余等が郷国では、「お江戸を見せてやらう...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...私の郷国の土佐では昔の名が遺っていて...
牧野富太郎 「植物記」
...「一出郷国歳再除...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...私の郷国(くに)のすべての子供の中で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この男は、姫路の目薬屋与次右衛門の縁類で、かつて官兵衛が志をふるい、郷国を脱出して、初めて岐阜に信長をたずねて行った折に、途中、与次右衛門のすすめによって、白銀屋の家に一泊したり、そこで旅装を変えたりして、京都から岐阜へ潜行(せんこう)したものであった...
吉川英治 「黒田如水」
...郷国福知山のご領主にあらせられる松平忠房公...
吉川英治 「剣難女難」
...けれど諸国の武族は各みなその郷国での地盤をかため...
吉川英治 「私本太平記」
...郷国の領民にまみえるつもりか」老獪な叔父二人は...
吉川英治 「平の将門」
...われわれの浮沈(ふちん)は今ここだ」すでに郷国を立つ時...
吉川英治 「日本名婦伝」
...和尚の郷国(くに)とはすぐ近い美作(みまさか)の七宝寺とやらで育った者であるといえば...
吉川英治 「宮本武蔵」
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