...大和国磯城(しき)郡纏向村近傍に蜘蛛火(くもび)と名づくる怪火ある由...
井上円了 「おばけの正体」
...八 奈良縣生駒郡の山...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...この何なに郡大字なんとかのドュウルン村へこつぜんと姿を現わしたかというと...
谷譲次 「踊る地平線」
...北は田原本(たわらもと)より奈良郡山(こおりやま)へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...郡虎彦(こおりとらひこ)などのあとで演劇に関係し...
久生十蘭 「ハムレット」
...すなわちそれは武蔵の国都筑郡新治村字中山(今は横浜市港北区新治町中山となっている)の斎藤易(えき)君の邸内にある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...松田道夫の父は美濃国恵那郡岩村の城主松平(大給(おぎふ))能登守乗薀(のりもり)の医官で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...○東港郡万丹庄のある民家を見て竹の家は民家としては世界一だね...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...たとへば岩手縣の稗貫郡では枝豆餅...
柳田國男 「食料名彙」
...大和宇陀(うだ)郡などで野菜をサイクサというのも...
柳田國男 「食料名彙」
...福島県耶麻(やま)郡大塩村)ところが安房の方では神余(かなまり)の畑中(はたなか)という部落に...
柳田國男 「日本の伝説」
...ヅクボシ 三河額田(ぬかた)郡ヅクンボウシ 同宝飯(ほい)郡ヅクンボ 遠江袋井その他ツクボウシ 信濃下伊那郡ヅクンボーシ 同 諏訪郡即ち何でもない差別のようだが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...宮城郡岩切の青麻権現の岩窟に現われて...
柳田国男 「雪国の春」
...両軍は臨淮郡(りんわいぐん)の(くい)(安徽省(あんきしょう)・鳳陽県東方)というところで...
吉川英治 「三国志」
...ではそのようにお伝えしておくが、安定郡の崔諒は、すでに兵を出している時分...
吉川英治 「三国志」
...甲州(こうしゅう)北郡(きたごおり)の領土(りょうど)へ帰国したものと思っていた穴山(あなやま)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...われ一代のうちは、甲州四郡の内に、決して、城郭は構えず、濠一重(ほりひとえ)の館(やかた)にて結構、事は足るなりと...
吉川英治 「新書太閤記」
...もともと人間の集団社会は、原始部落の闘争から発足(ほっそく)して、次第に大をなし、郷を称え、郡をなし、やがて国を形成し、さらに国と国との複数が戦い戦い単位に近づき、ついにその最大なるものが二つとなり一つにまでなって、ここに帝王や将軍の一世が擁立(ようりつ)され、或る期間の最盛時代が現出する...
吉川英治 「新書太閤記」
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