...江州(ごうしゅう)犬上郡客中に聞いたことである...
井上円了 「おばけの正体」
...即ち十月二十三日から五日間にわたって、判事、検事、書記、弁護士及び各村の鑑定人立合で、被害地の農物作を検べたうえ、雲龍寺、邑楽郡役所、館林警察署、川俣等の現場にも臨検した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...和蘭(オランダ)ユウトラクト在なになに郡大字(おおあざ)何とかドュウルンの部落である...
谷譲次 「踊る地平線」
...該農民らはすでに郡会より除籍せられトムスク県下に籍を置くものなるを楯に給与を拒み...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...パ・ド・カレー郡に...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...松下見林が帶方會稽郡名...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...グルーホフチェルニゴーフスカヤ県下グルーホフ郡の首都...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ゆく事しばし案内者を求めえて、雪斑なる聖山をのぞみつつ、県道を進む事二十町ほど、左、郡道、差切新道と、石のみちしるべあるところより折れて、すたすた仁熊、細田、赤松と、麻績(おみ)川にそうて、やや降り道...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...松田道夫の父は美濃国恵那郡岩村の城主松平(大給(おぎふ))能登守乗薀(のりもり)の医官で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘆品(あしな)郡新市(しんいち)町には今も多少は手機(てばた)の音が響きます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...岩手県北部の諸郡でそれを稗のことだといい...
柳田國男 「食料名彙」
...羽後仙北郡淀川村大字中淀川字殻笈沢(からおいざわ)などの例も幾分右の想像を助けるようだ...
柳田國男 「地名の研究」
...加賀の河北郡の木越村に住んでおったから家号となったのである...
柳田國男 「名字の話」
...三河の北設楽(きたしたら)郡の山村では...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「あの黒川郡の山の...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...水内郡(みのちぐん)の北に...
吉川英治 「上杉謙信」
...これは獨り諏訪郡の一青年ばかりでなく...
吉川英治 「折々の記」
...九郡の大藩荊州を見のがしておくなど愚かではありませんか」「それは貴公がいわなくても...
吉川英治 「三国志」
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