...邪険に火箸(ひばし)で掻(か)い掘(ほじ)って...
泉鏡花 「歌行燈」
...襖際(ふすまぎわ)に横にした三味線を邪険に取って...
泉鏡花 「歌行燈」
...邪険にお踏みでない...
泉鏡花 「婦系図」
...煙草の喫(すい)さしを灰の中へ邪険に突込(つっこ)み...
泉鏡花 「婦系図」
...どんなにでもその子を邪険に扱うんだからな...
太宰治 「新釈諸国噺」
...わたしをひとりにしといておくれ……」はては玉を邪険におしやって...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...邪険にしないでくれ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...猫を邪険に取扱ったことさえありましたね...
豊島与志雄 「未亡人」
...武助さんは邪険にぐらぐらと船を揺すぶつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...邪険にしなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...邪険にしないで下さい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...この頃ンなって急に俺を邪険にし出しやがら」そうなると今松のほうも...
正岡容 「寄席」
...幸い美人だから邪険にされなくてまあまあです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あたしの云うことにさからってるじゃないの」「これがさからってることでしょうか」「頼むからそんな声を出さないで」おしのはできるだけ邪険に云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...と邪険にいうのであった...
山本周五郎 「年の瀬の音」
...「うるさいね!」と邪険に喚きたてる...
山本周五郎 「留さんとその女」
...勘弁して下さい」「それにしてもずいぶん邪険になさるわ」「まったく済みません」「これで拭いて下さいまし...
山本周五郎 「風流太平記」
...邪険にしたり辛く当るので...
吉川英治 「親鸞」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??