...人の意見を邪険に扱うな...
...言葉遣いが邪険だと相手に不快感を与える...
...部下の意見を邪険にしないリーダーが信頼される...
...邪険な態度をとると人間関係が悪化する...
...先輩に邪険な態度を取られて、何か悪いことでもしたかとヒヤヒヤする...
...目前に光ったんですから吃驚(びっくり)して、邪険に引払うと、最(も)う汽車が動出す...
泉鏡花 「浮舟」
...襖際(ふすまぎわ)に横にした三味線を邪険に取って...
泉鏡花 「歌行燈」
...邪険にお踏みでない...
泉鏡花 「婦系図」
...貴娘そんな邪険な事を云って...
泉鏡花 「婦系図」
...お祖母(ばあ)さんもここにいるの」「そうだ」予は思わずそう邪険(じゃけん)にいって帰途につく...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...龍子はその黄色い痩せた噛みつきさうな邪険な顔を見ると忽ち不快な感じに襲はれた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...彼の腕を邪険(じゃけん)にふり解(ほど)いた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...どんなにでもその子を邪険に扱うんだからな...
太宰治 「新釈諸国噺」
...邪険にしないでくれ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...猫を邪険に取扱ったことさえありましたね...
豊島与志雄 「未亡人」
...岩井は邪険に引き戻し...
久生十蘭 「魔都」
...邪険にしなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...この頃ンなって急に俺を邪険にし出しやがら」そうなると今松のほうも...
正岡容 「寄席」
...少しは読み書きも明るいけれ共、根(こん)のないお君は、ズーッと写真だけ見てしまうと、邪険に、雑誌を畳に放り出して、胸の上に手をあげて、そそくれ立った指先を見て居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...あたしの云うことにさからってるじゃないの」「これがさからってることでしょうか」「頼むからそんな声を出さないで」おしのはできるだけ邪険に云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...と邪険にいうのであった...
山本周五郎 「年の瀬の音」
...「まえには邪険で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「邪険だったなんて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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