...人の意見を邪険に扱うな...
...言葉遣いが邪険だと相手に不快感を与える...
...部下の意見を邪険にしないリーダーが信頼される...
...邪険な態度をとると人間関係が悪化する...
...先輩に邪険な態度を取られて、何か悪いことでもしたかとヒヤヒヤする...
...襖際(ふすまぎわ)に横にした三味線を邪険に取って...
泉鏡花 「歌行燈」
...煙草の喫(すい)さしを灰の中へ邪険に突込(つっこ)み...
泉鏡花 「婦系図」
...貴娘そんな邪険な事を云って...
泉鏡花 「婦系図」
...お祖母(ばあ)さんもここにいるの」「そうだ」予は思わずそう邪険(じゃけん)にいって帰途につく...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...抱(だ)いてたわが子を邪険(じゃけん)にかきのけて...
伊藤左千夫 「告げ人」
...龍子はその黄色い痩せた噛みつきさうな邪険な顔を見ると忽ち不快な感じに襲はれた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...どんなにでもその子を邪険に扱うんだからな...
太宰治 「新釈諸国噺」
...邪険な声をだして...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...邪険にしないでくれ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...邪険な社会の裸一貫の子供たち...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...猫を邪険に取扱ったことさえありましたね...
豊島与志雄 「未亡人」
...邪険な仕方でキャラコさんの手をふり切って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...岩井は邪険に引き戻し...
久生十蘭 「魔都」
...邪険にしないで下さい...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...ラルフを邪険にしたことが恥ずかしくなった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...今では袖をひいた伜を邪険に突きとばし...
本庄陸男 「石狩川」
...少しは読み書きも明るいけれ共、根(こん)のないお君は、ズーッと写真だけ見てしまうと、邪険に、雑誌を畳に放り出して、胸の上に手をあげて、そそくれ立った指先を見て居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...「うるさいね!」と邪険に喚きたてる...
山本周五郎 「留さんとその女」
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