...さうして又その鎖の端を邪慳にぐいと引きましたからたまりません...
芥川龍之介 「地獄變」
...自分の娘をごまかそうとするらしい父が邪慳(じゃけん)の鬼のようにも思えた...
有島武郎 「星座」
...邪慳に圧(へ)し曲(ま)げて...
薄田泣菫 「茶話」
...どうぞそう邪慳(じゃけん)にしないでください...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...お庄は邪慳(じゃけん)そうに言ったが...
徳田秋声 「足迹」
...」と新吉は邪慳(じゃけん)そうに言った...
徳田秋声 「新世帯」
...棹(さお)をやって邪慳(じゃけん)に相手方の小舟を突き放してみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分等の一族のみこの大天災を逃れようとするのはいささか他に対して邪慳(じゃけん)な振舞いでは無かろうか...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...貴方があんまり私を邪慳にするので...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...これほど邪慳(じやけん)の人(ひと)ではなかりしをと女房(にようぼう)あきれて...
樋口一葉 「にごりえ」
...まじまじとその顔を眺めると邪慳に舌打ちし...
久生十蘭 「魔都」
...そしてまる一日ぢゆうこの邪慳な継母は一と言も娘に口をきかなかつた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...朝茶を飲み乍(なが)ら昨夜の恋の紛紜(ふんうん)を考え出し熱く邪気ない恋をしてくれた小娘をああした邪慳(じゃけん)な捨て方で捨ててしまったのがどうやら残り惜しくも思われれば...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...そのまま立上って、少しキョトキョトするような気味でその辺を見ていた末、何と思ったのか畳を歩いて縁を庭へ降りスタスタくぐり戸の方へ)お蔦 仙さん、どこへ行くんだよ?仙太 ウ? (といってチョイと振返るが、お蔦の姿が目に入らないような表情で再びスタスタくぐり戸をくぐつて外へ)お蔦 ま、待って、仙さん! 待っておくれよ、まあ、邪慳な(と、自分も行こうとして、柱に打込んだままになっている仙太郎の刀を認めて、それをこじ上げるようにして抜いて)これを置きっ放しにしてさ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...そんなに邪慳(じゃけん)にするもんじゃなくってよ」お豊はまたからみつこうとし...
山本周五郎 「花も刀も」
...邪慳(じゃけん)にチエ子の手を振り離して小走りに駈け出した...
夢野久作 「人の顔」
...お米や」「あい」「お前はこッちへ来て寝なくっちゃいけないぜ」「分ってますよ」ちょッと邪慳(じゃけん)に眉をひそめて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...扉を邪慳(じゃけん)に締めるなら締めろ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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