...邪念を捨てて、純粋な心で物事に取り組もう...
...邪念に取り憑かれて、悪い方向に進んでしまった...
...邪念を払うために、お寺でお祓いをしてもらった...
...彼は邪念を抱かずに、ただ熱意を持って仕事に取り組んでいる...
...邪念を持っている人は、いつか行き詰まることが多い...
...その絵に感化されて邪念が清められる……といった絵こそ私の願うところのものである...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...大抵の邪念は虻(あぶ)のやうに飛んでしまひさうに思はれた...
薄田泣菫 「茶話」
...この邪念をじっと押さえつけて行くだけの腹を持たねばならぬ...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ひとたびその邪念の萌(きざ)さないぽかんとした顔に注(そそ)ぐ瞬間に...
夏目漱石 「行人」
...古典の邪念のない美しさを愛する人には最もよき消閑(しょうかん)のレコードだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...モーツァルトの邪念のない玲瓏(れいろう)たる音楽を聴いて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...邪念のない美しさにほほ笑(え)ませるだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...なんの邪念がなかったにしても...
野村胡堂 「楽聖物語」
...彼の憂鬱(ゆううつ)さは、幾分世紀末的であったにしても、邪念も、誇示も、粉飾(ふんしょく)も小細工もない正直さと、そのむき出しの哀愁は、人の心にひしひしと浸透してやまない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...十七世紀のクラヴサン曲の邪念のない美しさに陶酔しながらペンを執っている有様である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...邪念(じゃねん)がなくて...
野村胡堂 「銭形平次打明け話」
...何んの邪念も掛引もない聲です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...邪念のない笑顏の外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...魚を釣つて居る間はほかに何らの邪念だも貯へて居ない所が子供らしくて愛すべき処である...
正岡子規 「病牀六尺」
...しばらくなりとも半日一日なりとも邪念を払い得...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...遠廻しながらひたすら一刻たりとも民の邪念を払い鬱憤を発散せしめんことに汲々たり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...邪念は依然わたくしから意地悪く去ってはくれませんでした...
室生犀星 「玉章」
...何か著しい邪念にとらわれている人々に対して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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