...邪念を捨てて、純粋な心で物事に取り組もう...
...邪念に取り憑かれて、悪い方向に進んでしまった...
...邪念を払うために、お寺でお祓いをしてもらった...
...彼は邪念を抱かずに、ただ熱意を持って仕事に取り組んでいる...
...邪念を持っている人は、いつか行き詰まることが多い...
...併しドガの絵は浮世絵の多くのもののやうな他念が――若くは邪念がない...
阿部次郎 「帰来」
...その絵に感化されて邪念が清められる……といった絵こそ私の願うところのものである...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...その一言には微塵も邪念がなく...
太宰治 「右大臣実朝」
...怠りなき勞働によつて肉體を鞭打ちつつ妄執と欲望と邪念から解脱せんとする努力に於て...
「修道院の秋」
...何の邪念があろうとも思われません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何という邪念のない平静さでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかにも邪念のない姿です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...邪念(じやねん)とか作爲とかを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...邪念のない笑顏の外には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...胸のどきつく美しい邪念は...
火野葦平 「花と龍」
...邪念から逃れ去ることが出来なくなったのである...
火野葦平 「糞尿譚」
...此方が何の邪念もない言葉を皮肉にからかはれたり...
牧野信一 「秋晴れの日」
...時に北方より五百商人その国へ馬売りに来り、都に名高き五百妓を招きスチャラカ騒ぎをやらかしけるに、商主一人少しも色に迷わず、夥中(かちゅう)最も第一の美妓しきりに誘えど、〈我邪念なし、往返徒労なり〉と嘯(うそぶ)いたとは、南方先生の前身でもあったものか、自宅によほどよいのがあったと見える...
南方熊楠 「十二支考」
...しばらくなりとも半日一日なりとも邪念を払い得...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...邪念を予想したのではなかったのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それはすぐ男の邪念に結びつく妖美な極印を花の貌(かお)に一ツ加えたものといえなくもない...
吉川英治 「私本太平記」
...邪念なかなかそれには消えない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そして汗を拭き帽子をとつてその熱苦しい想像邪念を追拂はうと努めた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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