...邪念を捨てて、純粋な心で物事に取り組もう...
...邪念に取り憑かれて、悪い方向に進んでしまった...
...邪念を払うために、お寺でお祓いをしてもらった...
...彼は邪念を抱かずに、ただ熱意を持って仕事に取り組んでいる...
...邪念を持っている人は、いつか行き詰まることが多い...
...僕に邪念の萌芽(めざし)ありし何よりの証拠じゃ...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...なか/\そう云う邪念妄想(もうそう)を育てゝいる暇はなかった筈である...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...「そう云う邪念が萌(きざ)した時には...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...離れたらその間に邪念妄想が起る...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...彼の脳中には何かある邪念が巣くっていてそれが彼をたまらなく不安にしていたらしい...
戸坂潤 「社会時評」
...邪念のないハイドンは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...人間がいかにも邪念がなさそうなので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間が如何にも邪念(じやねん)がなささうなので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「…………」お峯の訴える眼付き――邪念などは微塵(みじん)もありそうのない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...につこりすると邪念のない笑顏が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いかにも邪念のない姿です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...努めて邪念なさ気に点頭(うなづ)いた...
牧野信一 「渚」
...遠廻しながらひたすら一刻たりとも民の邪念を払い鬱憤を発散せしめんことに汲々たり...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...彼れの中には一点の邪念なし...
山路愛山 「北村透谷君」
...それはすぐ男の邪念に結びつく妖美な極印を花の貌(かお)に一ツ加えたものといえなくもない...
吉川英治 「私本太平記」
...邪念なかなかそれには消えない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...誰が、邪念なく、進歩を否認することができよう...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...迷って邪念を起こした...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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