...邦語(はうご)に返つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...『言海(げんかい)』を見るに邦語の「なぐさめ」はなぐより出た語であって(風がなぐ(凪)の類)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...即ちこの邦語でやるという大胆な企ては...
大隈重信 「学問の独立と東京専門学校の創立」
...邦語の語法の許す限りは原文の一語をも忽かせにせざらんことを努め...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...もっと空想をたくましくすれば邦語のゴロなどというのも少しは怪しくなるくらいである...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...邦語をかな一つ一つに切り離し...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...之がマルクス主義的「社会科学」――吾々は邦語によって之を社会学から区別出来る――の系統にぞくさないことは...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...日本のインテリで邦語の出版物は日常の消耗品のように読む人でも...
戸坂潤 「科学的精神とは何か」
...――新聞という邦語は News の訳語であるが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...邦語に翻訳されたもの以外のシェストーフを直接に読んでいないのだから...
戸坂潤 「思想としての文学」
...観念論という邦語は元来存在論に関するよりも寧ろ認識論に関する...
戸坂潤 「辞典」
...邦語譯に「無きものを有るものの如く呼びたまふ」とあるは少なくも不穩當である...
波多野精一 「時と永遠」
...「円い」という意味(邦語では「マル札」とでも訳すべきか)...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...邦語のスミレは、今日では西洋のヴハイオレット(Violet)の様にこの類の総名として取扱った方がよいので一般の人々はそう心得てしかるべきだが、今日植物学界ではスミレといえば唯ある一種の物に限られて使っている...
牧野富太郎 「植物記」
...邦語英文學科といふやうなものがあつたら...
正宗白鳥 「學問の獨立」
...多分馬の嘶(いなな)きをニヒヒンなどいう邦語と同様のものだろう...
南方熊楠 「十二支考」
...この間の邦語訳の椿姫の歌うなかに...
宮本百合子 「裏毛皮は無し」
...八木総領事さんが邦語の詩を...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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