...天下萬邦と袂を聯ねて周旋すべし...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...あれ/\て末は海行野分哉 猿雖七百三十ミリメーターの颱風中心は本邦を斜斷して大平洋へ拔けた...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...又新羅より出る書容易に看過すべからず……中國の人夷情を得ぬが故に此を知らず予日本に生して夷情を得たり中國の人情は海の如し新羅高麗の人情は海と川との堺ひ目の如し日本の人情は川の如し此は且く佛書を云若し俗書は不レ爾甚だ野鄙なり本と文なき邦なるが故に佛書は理の甚深を云故に一奇特の文體をなす者なりといふが如き...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...春日邦之助屋敷へ乘り込んで來た御目付椎名近江守行列の眞ん前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船には北ドイツ連邦の国旗を掲げていたそうじゃありませんか? いっそ質屋の戸口にぶら下っている...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...故橋本雅邦翁は如何にも現代の大家で...
菱田春草 「画界漫言」
...「何分とも――」と顔をひき邦夷は...
本庄陸男 「石狩川」
...多くを語らぬ邦夷の胸のうちが...
本庄陸男 「石狩川」
...邦夷はせかせかと云った...
本庄陸男 「石狩川」
...しかし邦夷は同じ表情で海を見ていた...
本庄陸男 「石狩川」
...そしてまた我邦従来の諸学者が王孫をツクバネソウとしているにより『倭名類聚鈔』のツチハリをツクバネソウと同物だと考える事も軽率である...
牧野富太郎 「植物記」
...わが邦(くに)の山野に自生している野(の)ハナショウブがもとで...
牧野富太郎 「植物知識」
...他の一種は外国語にある音にして我邦になき者を書きあらはし得る新字なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...佐々木邦氏主裁のユーモア・倶楽部誌が開いて載つて居る...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...ある邦の元首大漸の公報に...
南方熊楠 「十二支考」
...わが邦で蜥蜴をトカゲというに偶然似て居る...
南方熊楠 「十二支考」
...内田邦彦(くにひこ)君の『南総之俚俗(なんそうのりぞく)』の中に...
柳田国男 「山の人生」
...藩主美濃守信邦(みののかみのぶくに)にも寵愛(ちようあい)されている...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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