...他邦人その村を通過するときは...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...兼(かね)てまた邦楽調査会の委員である...
薄田泣菫 「茶話」
...前には邦家の急(きふ)に當りながら...
高山樗牛 「瀧口入道」
...我邦(わがくに)の産業中で農業に劣らず重要な水産漁業の方面でも物理学的研究の必要はだんだんに増して来るようである...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...宗教上の連邦を組織したりと...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...これわが邦人民の襤褸(らんる)さえ纏うあたわざるものありたればなり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「かねて通信なき國の船舶本邦に渡來せば...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...既に岡崎邦輔氏の媒介に依りて星亨氏と相識り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ついでに佐々木邦氏を訪れる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...のう?」邦夷はそう云って溜(た)めいきを吐いた...
本庄陸男 「石狩川」
...宝永六年(1709)に出版になった彼の著『大和本草』に「本邦楓ノ字ヲアヤマリテカヘデトヨム」と書き...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...それが昔に我邦に渡来し今日では緑肥として一般に田面に播種せられているが...
牧野富太郎 「植物記」
...杜若(支那産)支那の植物に杜若(トジャク)という草があって我邦の学者は早くもこれをカキツバタであると信じた...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち我邦の竹の如(ごと)きその普通に花を出す者は実に僅々の種類にして...
牧野富太郎 「植物記」
...そうかと思うと同書タビラコの条に「本邦人日七草ノ葉ノ内仏ノ座是ナリ...
牧野富太郎 「植物記」
...而してわが邦に行わるる大黒と鼠を合せた崇拝も...
南方熊楠 「十二支考」
...オヤオヤ今度出たのは妙な物だね」中川「これも我邦(わがくに)には滅多(めった)にない珍料理で生れたばかりの鶏(とり)の雛(ひな)だ...
村井弦斎 「食道楽」
...邦通がまた、猿楽(さるがく)でもお目にかけましょう」「猿楽は、今いたして来た...
吉川英治 「源頼朝」
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