...少将が那須野(なすの)の別荘に...
芥川龍之介 「将軍」
...大那須野平野を行くこと五里にして関谷(せきや)へ着く...
押川春浪補 「本州横断 痛快徒歩旅行」
...那須野を知らむとせば...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...彼の那須野の地面と云ふものは...
田中正造 「亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問」
...那須野の黒羽(くろばね)の向うにある雲巌寺(うんがんじ)なども世の塵の至らない別天地だと思ひます...
田山録弥 「談片」
...先刻西那須野(にしなすの)を過ぎて昨年の塩原(しおばら)行きを想い出すままにこのはがきをしたため候(そうろう)...
寺田寅彦 「柿の種」
...或る山の小村で夜を明して翌日那須野を横斷して其日は一日のうちに鹽原の奧まで行つた...
長塚節 「痍のあと」
...頼朝が下野の那須野ヶ原で狩猟(かりくら)をした折に...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...しかもこの新日本的の那須野と対照して...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...以前(まえ)から箏曲では「那須野(なすの)」が...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...那須野(なすの)を吹く風は...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...わたくしの知る那須野の野の風は白うございます...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...わたくしは那須野をよく知りません...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
......
前田普羅 「普羅句集」
...あるとき彼は那須野の老軍人が買つて置いた土地の爲の用事で...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...かつて那須野に旅した際...
柳田国男 「故郷七十年」
...最近は那須野方面などの何々開墾と言う大字...
柳田國男 「地名の研究」
...千里もあるように考えている東(あずま)の国から那須野(なすの)の原をさらに越えて...
吉川英治 「親鸞」
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