...驢馬をつれて邑内を逃げ出した時には...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...以レ故ヲ其名久布(シク)二遠邑ニ一...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...邑のはずれのお稲荷(いなり)の沼に...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...邑宰は林児を釈(ゆる)してその下男に渡して帰した...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...ソリヤ便りきく』の名邑を去る一里余...
土井晩翠 「漱石さんのロンドンにおけるエピソード」
...ここにおいてか一城下には必ず一の市邑(しゆう)を生じ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...續漢書輿服志に襄邑より年々織成虎文を獻ずと書いてある所を見れば...
内藤湖南 「染織に關する文獻の研究」
...国邑(こくゆう)にては武備(ぶび)城普請(しろぶしん)...
福沢諭吉 「旧藩情」
...諸侯の妻子を放解(ほうかい)して国邑(こくゆう)に帰(か)えすの令を出(いだ)したるとき...
福沢諭吉 「旧藩情」
...(卯辰集) 『逢坂や おのおの月の 思い入れ』 邑姿橘 お慕い上げますお父様...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...諸侯が全国に配置されて城下には市邑が発達し...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...けれども荒野の邑落または新しき邑落をアライということは...
柳田國男 「地名の研究」
...やがてはその地の草を苅(か)り木を斫(き)り邑居を構えたのであろう...
柳田國男 「地名の研究」
...邑楽(ゆうらく)はその下に列在し...
柳田國男 「地名の研究」
...ずっと南の冬の短い都邑(とゆう)で...
柳田国男 「雪国の春」
...邑久郡(おうくのこおり)の今木(いまき)と...
吉川英治 「私本太平記」
...たとい林邑の名を存していても...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...抜頭(ばとう)などの林邑楽をその中間に加えることもまれでない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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