...然れども凡そ邑宰(いふさい)たる者は...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...直に市邑村落を掠略したり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...ジーキルはいまや私の逃遁(のがれ)の邑(まち)で*あった...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...そこで邑宰は成を賞して...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「促織」
...武はますます怒って邑宰(むらやくにん)に訴えた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...邑宰からは林児を拘引すべしという命令が出たが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「田七郎」
...直接に岡山縣邑久郡長島愛生園内小川正子女史宛送附され度しとの通知を...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...人口二千左右(さう)の小邑(せういふ)...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...次有二呼邑國一...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...曰ク小川屋(今東楼ニ改ム)曰ク吉田屋(後ニ滅却ス現在ノ吉田屋ハ自異ル)曰ク金邑屋(後ニ岩村楼ニ革メ又吉野屋ニ革ム)此ノ他局店(ツボネミセ)ハ曰ク三福長屋...
永井荷風 「上野」
...秀次の城邑(じょうゆう)となり――関ヶ原の時にはしかじか...
中里介山 「大菩薩峠」
...東南の諸邑(しょゆう)は雪深し...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...浅草の松邑が東京の一番有名なお汁粉屋で従って値段も一番高かったが...
三浦環 「お蝶夫人」
...王大いに感じ使人に封邑を賜い重用す...
南方熊楠 「十二支考」
...頼氏では此春杏坪(きやうへい)が邑宰(いふさい)を辞して三次(みよし)を去つた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...早い昔から邑里を構え...
柳田国男 「雪国の春」
...わがうけた采邑(さいゆう)の一部を割いてこれを禄し...
吉川英治 「黒田如水」
...魏帝みずから安邑(あんゆう)に遊び...
吉川英治 「三国志」
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