...これが邏卒(らそつ)となり...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...忽ち邏卒々々(らそつ/\)と呼ぶ聲を聞けり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...側に一人の邏卒(らそつ)が立っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...しかるに人民みなこの禁令の貴きを知らずしてただ邏卒(らそつ)を恐るるのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ただ恐ろしき邏卒に逢いしをその日の不幸と思うのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...当時東京の取締には邏卒(らそつ)とか何とか云う名を付けて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...巡廻の邏卒の光景をガチヤリポカリと先づ形容し...
正岡容 「東京万花鏡」
...二十五年前喜望峯東南州の荒野で邏卒(らそつ)二名が猴群に雑(まじ)った一男児をみつけ...
南方熊楠 「十二支考」
...年若い邏卒は草の間に落ちて眠つてゐる一つの青い星を拾つた...
三好達治 「測量船」
...警官(邏卒(らそつ)...
夢野久作 「近世快人伝」
...鼓手(こしゅ)、邏卒(らそつ)、馬簾(ばれん)、軍監(ぐんかん)、乗り換え馬――小荷駄、物見、大荷駄(おおにだ)など、無慮七千五百騎ばかり、見る者をして頼もしさを抱かせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...てめえたち邏卒(らそつ)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――彼の目には地獄の火と邏卒(らそつ)のようにそれが映った...
吉川英治 「親鸞」
...地獄の邏卒(らそつ)が列を作っているのと変りはない...
吉川英治 「宮本武蔵」
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