...忽ち邏卒々々(らそつ/\)と呼ぶ聲を聞けり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...ロシア人の巡邏が長剣を鳴らして通り過ぎる...
林不忘 「安重根」
...また人の近づかぬように不断巡邏(じゅんら)している...
寺田寅彦 「話の種」
...而(しか)れども地方の巡邏(じゅんら)甚だ密にして...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...巡邏(じゅんら)の人々は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...イギリスの陣営の巡察や巡邏(じゅんら)の兵士らのゆききする足音が...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それも巡邏とジャヴェルとが刻一刻に押し寄せつつある危急なおりなのでいっそう驚くべきことではあったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...邸外を通り合せたのが白金(しろがね)に屯所(とんしょ)を置く荘内藩(しょうないはん)の巡邏隊(じゅんらたい)でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...酒井の巡邏隊が万字楼の前を固めた時分には...
中里介山 「大菩薩峠」
...手近いところの酒井の巡邏隊(じゅんらたい)に訴えて出ろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...当時東京の取締には邏卒(らそつ)とか何とか云う名を付けて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...警邏(けいら)中の巡査部長からの報告だ」「殺人ですか」「ああ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...年若い邏卒は草の間に落ちて眠つてゐる一つの青い星を拾つた...
三好達治 「測量船」
...巡邏たちは奥まった苑内まで立ち入ってみた...
吉川英治 「三国志」
...鼓手(こしゅ)、邏卒(らそつ)、馬簾(ばれん)、軍監(ぐんかん)、乗り換え馬――小荷駄、物見、大荷駄(おおにだ)など、無慮七千五百騎ばかり、見る者をして頼もしさを抱かせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...それではどこかに県の巡邏が見ているのか」「私たちは囮(おとり)です...
吉川英治 「新・水滸伝」
...邏警(らけい)部など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...既載の「天王寺未来記(一)」に引用した歌の歌主を良邏法師(りょうらほうし)としたがあれは“良暹法師(りょうせんほうし)”が正しい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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