...その番兵の前からポリスというものがあって、これが邏卒(らそつ)となり、巡邏となり、巡査となったので、初めはポリスって原語で呼んでいた訳ですな...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...側に一人の邏卒(らそつ)が立っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...お尻を持ち上げてもらった巡邏の警官だった...
海野十三 「深夜の市長」
...この道路に出ればもうナイト・クラブ側の巡邏(じゅんら)は俺たちを捕えることができないと言う...
高見順 「いやな感じ」
...巡邏(じゅんら)の人々は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...袋町や街路をさがし回ってる巡邏(じゅんら)の騒がしい足音...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...造兵廠(ぞうへいしょう)の屯所(とんしょ)にもどる一隊の巡邏兵(じゅんらへい)が通ったので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その巡邏隊は、カドラン街の下にある彎曲(わんきょく)した隧道(すいどう)と三つの行き止まりとを見回ってきたところだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...巡邏隊に分散することを禁ずる訓令を出したのであろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それぞれ持場持場を定めて八百八街(はっぴゃくやまち)を巡邏させたのでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...薩長の巡邏(じゅんら)兵に見付けられ...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...年若い邏卒は草の間に落ちて眠つてゐる一つの青い星を拾つた...
三好達治 「測量船」
...「どうしたのだ? ここの二夫人や召使いたちは」巡邏がたずねると...
吉川英治 「三国志」
...巡邏からの注進が聞えたのである...
吉川英治 「三国志」
...鼓手(こしゅ)、邏卒(らそつ)、馬簾(ばれん)、軍監(ぐんかん)、乗り換え馬――小荷駄、物見、大荷駄(おおにだ)など、無慮七千五百騎ばかり、見る者をして頼もしさを抱かせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...てめえたち邏卒(らそつ)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...捕手二十余人をつれた雷横は、べつに東門街道を出て、村々を巡邏し、翌日も県下を歩いてから、約束の東渓山へのぼっていき、例の大紅葉の下に立った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...全山の警邏(けいら)を招集して...
吉川英治 「新・水滸伝」
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