...還りきたれば国は荒れ...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...かれ還りなむを...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここに猿田毘古の神を送りて、還り到りて、すなはち悉に鰭(はた)の廣物鰭の狹(さ)物五を追ひ聚めて問ひて曰はく、「汝(いまし)は天つ神の御子に仕へまつらむや」と問ふ時に、諸の魚どもみな「仕へまつらむ」とまをす中に、海鼠(こ)白さず...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...ここにまづその御刀(みはかし)もちて、草を苅り撥(はら)ひ、その火打もちて火を打ち出で、向火(むかへび)を著けて六燒き退(そ)けて、還り出でまして、その國の造どもを皆切り滅し、すなはち火著けて、燒きたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その御陵の傍(かたへ)を少し掘りて還り上らして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...何(なん)とかして還りたいと思います...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...かように歌つてお還りになつて...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...人の世に梢離れて雪と散り母なる土に還り行く花のこゝろは誰か知る散りなば散りね人の世に...
土井晩翠 「天地有情」
...逆に各國家民族が自己自身に還り...
西田幾多郎 「世界新秩序の原理」
...辰刻(いつつ)(八時)か――遅くも巳刻(よつ)(十時)にはこの御屋敷へ御還りになろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして相手が罠へ飛込んで来るのを待つより外に仕方はあるまい」平次は元の平静と穏和な態度に還りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その時親鷹還り来るを見るより青橿鳥騎馬様にその背に乗り夥しく啄(つつ)きまた掻き散らした...
南方熊楠 「十二支考」
...また還り蘆梢に上る初めのごとし...
南方熊楠 「十二支考」
...わたくしは大正五年の文部省展覧会の洋画を監査して家に還り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...五月十一日に家茂が京都に還り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...藤の花房ある手頃の一枝を採り還り家の仏壇に供う...
柳田国男 「年中行事覚書」
...悦(よろこ)んでそれを着ると急に身が軽く天へ還りたくなった...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ふたたび都にお還りの後は...
吉川英治 「私本太平記」
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