例文・使い方一覧でみる「還」の意味

...松永を郷里へ還すべきか... 松永を郷里へ還すべきかの読み方
石川啄木「我等の一團と彼」

...彼は仏頂面をして表の往還をながめている赤ら顔の主人公に... 彼は仏頂面をして表の往還をながめている赤ら顔の主人公にの読み方
チェスタートン　Chesterton 直木三十五訳「青玉の十字架」

...一切の歴史的社会的現象は倫理現象に還元される他ないのである... 一切の歴史的社会的現象は倫理現象に還元される他ないのであるの読み方
戸坂潤「日本イデオロギー論」

...復員帰還者として多少無理押しな行動をしているうちに... 復員帰還者として多少無理押しな行動をしているうちにの読み方
豊島与志雄「水甕」

...一本筋の往還を沿うて... 一本筋の往還を沿うての読み方
夏目漱石「坑夫」

...二年も前に土に還（かへ）つたぜ」「きつとか」「念にや及ぶだ」「俺が無事な曙井戸を搜し出したらどうする」「もう一つ... 二年も前に土に還つたぜ」「きつとか」「念にや及ぶだ」「俺が無事な曙井戸を搜し出したらどうする」「もう一つの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...後の患いだ」平次は日ごろの用心深さに還って... 後の患いだ」平次は日ごろの用心深さに還っての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...十九隻は無事に還り一隻は遭難する... 十九隻は無事に還り一隻は遭難するの読み方
デイビッド・ヒューム　David Hume 井上基志訳「人間本性論（人性論）」

...この古代的な往還を... この古代的な往還をの読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「幸福への意志」

...それらが同一根柢にまで還元されることを許すならば... それらが同一根柢にまで還元されることを許すならばの読み方
三木清「語られざる哲学」

...縫工還って臣一人で二鬼を誅したと奏し国王これを重賞した... 縫工還って臣一人で二鬼を誅したと奏し国王これを重賞したの読み方
南方熊楠「十二支考」

...犬に助けられて還る者多く... 犬に助けられて還る者多くの読み方
南方熊楠「十二支考」

...己巳六月十一日に還つた... 己巳六月十一日に還つたの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...その足跡の砂を取分けて各自の家に持還（もちかえ）り... その足跡の砂を取分けて各自の家に持還りの読み方
柳田国男「山の人生」

...街道の往還（おうかん）... 街道の往還の読み方
吉川英治「黒田如水」

...帰還の途にあっても... 帰還の途にあってもの読み方
吉川英治「三国志」

...早々この兵は漢中へ還せ」「いまここに八万の軍があります... 早々この兵は漢中へ還せ」「いまここに八万の軍がありますの読み方
吉川英治「三国志」

...洛内への御還幸（ごかんこう）とさえなるなれば... 洛内への御還幸とさえなるなればの読み方
吉川英治「私本太平記」

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