...もし私がもっと崇高な精神で自分の発見に近づいたのであったら、もし私が高邁な、あるいは敬虔な向上心に支配されている時にあの実験を敢行したのであったなら、すべては違った結果になったに相違ないし、あの死と生との苦しみから私は悪魔ではなくて天使として出て来たであろう...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...2.お前の中にある善なるものと高邁なものの全てが沒落した...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...大いに勇往邁進(まいしん)すべきである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...女はおれを高邁な理想主義者だと思つてゐるらしく...
太宰治 「お伽草紙」
...声援を与える高邁(こうまい)の士はいないか...
太宰治 「答案落第」
...實行と勇往邁進の羽仁もと子先生に大いに共鳴し...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...熱烈なる民族主義の旗の下に邁進しなければならぬとき...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...偉大な高邁(こうまい)な性格の人にあっては...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...目標に向って邁進すべく熱意は自ずから湧き出るということが考えられていいはずである...
藤島武二 「画室の言葉」
...もう麻雀やぐーたら飲みをやめて一路仕事に邁進の事だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...あらゆる理性と文化を抹殺しはじめて横光利一の「高邁」の力よわさをあらわし...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...芸術上の高邁(こうまい)イストが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...良き父として人格高邁...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...敢爲邁往(かんゐまいおう)の政は皆武である...
森鴎外 「栗山大膳」
...7370敢為邁往の気象で身方の利を謀ったのは...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...何等か浪人的立場に立脚した国家的事業に邁進するならばともかく...
夢野久作 「近世快人伝」
...しかも英邁(えいまい)な青年だ...
吉川英治 「三国志」
...将軍はやはり稀世の英邁(えいまい)でいらっしゃる...
吉川英治 「三国志」
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