...遺子を中心として野枝さんの伯父さん老夫妻と大杉の実弟と...
内田魯庵 「最後の大杉」
...引続いて夫人と遺子とが行方不明になった畑柳家は...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...父が没してこの遺子は...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一つこの曲をワグナーの遺子で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...母屋に居る綱田屋五郎次郎の遺子...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...新左衛門の遺子で十八も年下の新吉と同棲する...
正岡容 「我が圓朝研究」
...その弟の丶人(ちゅじん)その遺子木公(もっこう)と共に近頃わが病床を訪づれて...
正岡子規 「病牀六尺」
...奴矢田平は明の宋蘇卿の遺子順喜歓(じゅんきかん)が仮の名にて...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...榛軒が田中淳昌の遺子を迎へて女婿とした時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...芳(ほう)九連(れん)の遺子黛女(たいじょ)を賜う...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ことに遺子おのおのに付いている傅役(もりやく)の側臣中には歴然たる暗闘もあったことなので...
吉川英治 「三国志」
...かれと策応(さくおう)していた信長(のぶなが)の遺子(いし)神戸信孝(かんべのぶたか)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...遺子の氏真(うじざね)も恃(たの)むに足りないものだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...弾正どのの遺子(わすれがたみ)か」「はい...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長の遺子ひとりを守り加えるならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...故右大臣家(信長)の遺子(わすれがたみ)たるこの御方(おんかた)のため...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなた様の亡父(ちち)義朝公の伯父君にあたるお方の遺子(わすれがたみ)でお在(わ)せられる」と...
吉川英治 「源頼朝」
...加藤忠広の家老加藤淡路守の遺子(わすれがたみ)で――先に死んだ綾部大機は...
吉川英治 「柳生月影抄」
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