...良寛遺墨を鑑賞する...
種田山頭火 「旅日記」
...この長谷寶秀さんの『高祖の遺墨』と申しますもので...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...扁遺墨於堂上...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒は其遺墨拓本を得て...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その百五十六蘭軒の松平露姫の遺墨に題した詩には小引がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僕の透谷の家にて其遺墨を見たる時も同じ論旨を書きたるものを存したりき...
山路愛山 「透谷全集を読む」
...国幸社の手で複製して「漱石遺墨」となっていますが...
山本笑月 「明治世相百話」
...知友の間で刊行された「靈山子遺墨集」にかなりくはしいが...
吉川英治 「折々の記」
...平福百穗遺墨展覽會に...
吉川英治 「折々の記」
...主人の手紙によると私が書いた「三佳亭」の額やら色紙が遺墨として今も蔵(しま)ってあるという...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...遺墨とあるには私も笑った...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...この随筆の方に収めた内容は、すべて小説化しない武蔵の伝記、史料、遺蹟、口碑、遺墨など、そのままの物を、素材のまま、ならべてある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...その遺墨について武蔵は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...遺墨として、今日伝来されている武蔵の画に「祖師像」の図が多いのを見ても、禅と彼との心契(しんけい)がわかるし、また殊に、晩年千葉城址から熊本郊外の霊巌洞(れいがんどう)へよく通って坐禅していたことなど思い合せれば、その生涯を通じて、彼の鍛錬も、彼の閑雅も、また剣を抜いて生死を一過し去る日の彼も、動静両面、禅より入って禅に脱しているといっても決して過言ではないであろう...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...直指人心と書いた四字二行の遺墨があるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...遺墨展などで何度かこれまでの間にも一般の鑑賞に機会を与えてくれたが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...遺墨集も刊行されているし...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...武蔵の遺墨展覧のあった折...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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