...僕は未(いま)だ寡聞(くわぶん)にしてこれを知らざるを遺憾(ゐかん)とするものなり...
芥川龍之介 「その頃の赤門生活」
...彼は後世に英国というものを遺した...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...そこでこの機会に於て、遺言(ゆいごん)代りに、子沢山の子供の上を案じてやってるんだあナ」「まあ、およしなさいよ、遺言なんて、縁起(えんぎ)でもない、鶴亀鶴亀(つるかめつるかめ)」「お前は実によく産んだね、オイばあさん...
海野十三 「空襲葬送曲」
...中尉の遺言(ゆいごん)「隊長どの...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...――山口駅は儀仗兵やら遺族やら...
種田山頭火 「旅日記」
...二階の室々(へやべや)にはいろいろな遺物など並べてありますが...
寺田寅彦 「先生への通信」
...しかも自分に対する遺言と思われるものを聞かしてやろうという約束は...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...若樣お遺骸は引取つて參る」などと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この崖から落ちて遺体が見つかった例はないそうだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...このは字書に死不朽とあって死んだ後もなお朽腐せず遺存する意味で...
牧野富太郎 「植物記」
...そして二人(ふたり)の子供(こども)を若(わか)い妻(つま)の手許(てもと)に遺(のこ)したまゝ死(し)んでいつた...
水野仙子 「悔」
...そして「文化遺産」「社会における作家の役割」「個人」「ヒューマニズム」「民族と文化」「創作上の諸問題と思想の尊厳」「組織の問題」「文化の擁護」の諸課題について討論されたのであった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...そのままに済ませてしまうようになるのを遺憾に思います...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...典木の遺族についてはなにか云い含められていたとみえ...
山本周五郎 「思い違い物語」
...遺精を初める奴が十人が十人だそうですが...
夢野久作 「狂人は笑う」
...それからそのような御研究のエッセンスともいうべき心理遺伝学と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...孔明の遺骸は、漢中の定軍山(ていぐんざん)に葬られた...
吉川英治 「三国志」
...遺品を見せてもらうことになっていたのだが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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