...何ちたつて国会議員やからね……押しも押されもせん国民の選良さ...
薄田泣菫 「茶話」
...国民の選良であるところの代議士達でこういう問題にいくらかでも理解をもっている人の如何に少数であったかということも知る人は知っている通りである...
寺田寅彦 「新春偶語」
...そうして国民の選良たる代議士でだれ一人として山火事に関する問題を口にする人はないようである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
... 165行きて説くべき選良をいざ今奮ひ起たしめよ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...選良インテリの軒昂たる意気から云っても...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...パレートの社会主義・経済学・理論とエリート(選良)循環説のファッショ・イデオロギー的効果...
戸坂潤 「読書法」
...衆議院の過半数である二百七十名の選良の連署を以て提出されたというから注目に値いする...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...するとつまり彼等天下の選良達は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...今何より注意すべきは選良(Elite)乃至盟主(Duce)の観念である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この選良たちの耳には聞き苦しいほど調子高くなっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...フランスの選良な人々は皆...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...肥満の「選良」にとってのみ価値あるのであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その選良者らに言ってやりたかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...自分こそ世界の理性だと自惚(うぬぼ)れながら実はその悪い夢にすぎない選良者...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我等の推した選良の士も...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...あらゆる芸術の分野でごく少数の卓抜な選良たちは常に主観と客観とを二つのものに分けて扱う習俗を跨ぎこして...
宮本百合子 「ヴォルフの世界」
...ファッシズムやナチズムと同じく共産主義も、前衛や、選良や、指導者の支配階級理論を力説している...
矢部貞治 「政治学入門」
...文字どおりな選良だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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