...標本を選りわけている所の写生図である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...活字を選り分ける女工の手の敏捷さを...
石川啄木 「病院の窓」
...選りに選って自分があれほどまでやめたほうがいいといった兵站総監の職を...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...躍つて行け揃ひも揃つて選り拔きの...
千家元麿 「自分は見た」
...彼女はそれを選り分けた...
豊島与志雄 「塩花」
...しかしその盲目の娘と野菜を選り分けてる女とを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...体格抜群のものを選(え)りに選り...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は先刻から選り揃へておいた七八冊の絵入りの漢書――それは皆彼の父が丹精して手に入れたものであつた――を風呂敷に包み...
長與善郎 「青銅の基督」
...最も純粹で美しいものばかりが選りぬいてある...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...けれども選りわけられたこの一群は邪魔なもの...
本庄陸男 「白い壁」
...選りにも選つて、斯んな遇然もあるものなんだね...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...それだから色々の類似したものを取寄せて植えて置くとその中で選り抜くということが出来る...
牧野富太郎 「植物記」
...それを選りあらためることの出來ない頭腦には...
室生犀星 「神のない子」
...選りに選って……」とか言いながらも...
吉川英治 「私本太平記」
...十名の剣客を選りぬいて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...お目にとまる美女もあらばと思って――八州の内から選りすぐった美姫も何人か...
吉川英治 「平の将門」
...選り分けてもおられぬが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ありもせぬ小道具の中などから子供の好きさうなものを選り出して惜しげもなく自分に呉れてゐた...
若山牧水 「古い村」
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