...内地の在来の形式と選む所のない生活の維持者たるに終ろうとしつゝあるようだ...
有島武郎 「北海道に就いての印象」
...たゞ自分の好まぬ候補者を選むか...
丘浅次郎 「人類の将来」
...ソクラテスが説教をするのに大道(だいどう)を選むだやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...子規居士のみは「俳諧反古籠」を連載し募集句を選むこと等を怠らずやっていたが...
高浜虚子 「子規居士と余」
...*生活派とか人間派とかいわれている人はなぜ自分の志を詠おうとする場合に俳句を選むのであるか...
高浜虚子 「俳句への道」
...五十年間毎日のように俳句を作る人と俳句を選む私とが協力して今日に来ているように思う...
高浜虚子 「俳句への道」
...女優は品行の正しい身性(みじやう)のあまり卑しくないものばかりを選むつもりだと云つた...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...そうでない場合には浅墓な三面記事と選むところはないのである...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...其の烏合の群衆たるに於て大同倶樂部と又何の選む所あらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...公は果して如何なる方向を選む可き乎或は同志を天下に求めて...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...殆ど赤旗白旗と何の選む所なきを惜まざるを得ず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...諸君は自ら去るべき者を選むがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人々は芝居小屋にでもはいったかのように各自に自分の位置を選む...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...植木屋の親爺はそんなものを選むだ綾子を寧ろ不思議さうに眺めたが...
牧野信一 「秋雨の絶間」
...人物を選むならば...
牧野信一 「ゼーロン」
...――悠二郎はもう言葉を選むひまもなく...
山本周五郎 「桑の木物語」
...今までの話のように第三者の吾々が選むとなるとドッチにしても不都合な点が出来て...
夢野久作 「霊感!」
...去就(きょしゅう)は各が選むところで...
吉川英治 「新書太閤記」
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