...下手者に選ばれた男は自ら進んで其任に當つたのですが...
石川三四郎 「浪」
...『アレクセイ・フョードロヴィッチをこの物語の主人公に選ばれたのは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...今ではあなたは天から選ばれた者の資格を持っている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三人の選ばれた人...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...甲州一国の選ばれたる人と馬――あとの一日は甲府勤番の士分の者...
中里介山 「大菩薩峠」
...随行に選ばれたのはお角と米友...
中里介山 「大菩薩峠」
...三味線の研究というような題目が選ばれたような時代はもうとっくに過ぎ去ったように思われ...
中谷宇吉郎 「続先生を囲る話」
...先生もそのうちの一人に選ばれた...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...君はある新しい実験の材料として選ばれたのだ...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...パンアテナイア祭の戦車競技に選ばれた幸福な...
牧野信一 「パンアテナイア祭の夢」
...われら記者に選ばれた者はこれから通信の労をとることにする...
村山俊太郎 「平泉紀行」
...自由に選ばれた見事な品物が沢山列べられていても...
柳宗悦 「民藝四十年」
...使者に選ばれたときも...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...保護者の手で安全な方向を選ばれたかのように思われたが...
吉川英治 「三国志」
...家中から選ばれた者は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そして選ばれた敵手(あいて)を四人まで打ち伏せた...
吉川英治 「柳生月影抄」
...伝道に都合のいいようなものだけが選ばれたということも考えなくてはならない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...そうしてその王妃はインカの姉妹から選ばれた...
和辻哲郎 「鎖国」
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