...ともちゃんに選ばれた奴は実はその選ばれた奴の弟なんだ...
有島武郎 「ドモ又の死」
...地球全体の中から選ばれた第一線民族として...
海野十三 「『火星兵団』の作者の言葉」
...はッはッはッ」僕がなんでこのエラ方の会談にオブザーヴァとして選ばれたのか分らなかったが...
海野十三 「深夜の市長」
...その相手に選ばれたのが...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...いつか部屋代値下要求運動の時には代表者に選ばれた位である...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...その選ばれた秀才の一団が...
太宰治 「惜別」
...これは要するに適当に選ばれたる有限の独立変数にてある程度までいわゆる原因を代表し...
寺田寅彦 「自然現象の予報」
...一八六四年の秋には Sheepshanks Exhibitioner に選ばれた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...一八八四年カナダのモントリオルで大英学術協会が開かれたときにレーリーが会長に選ばれた...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...求められる相互決定はこのような構造――何か存在論的な構造――を有つ(出発に選ばれた相互決定は単に形式論理的構造に過ぎなかった*)...
戸坂潤 「科学方法論」
...再びすべてを征服して、選ばれたる人や、誇りと力を持った者たちを連れてやって来るそうだ、けれどわれわれはこう言ってやる――彼らはただ自分を救ったばかりだが、われわれはすべての者を救ってやった、とな...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...選ばれたのは、プティー・バンキエ街にいた例の髪の長い男で、ブリュジョンという名だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼の凸面鏡もその一つとして選ばれた時...
牧野信一 「凸面鏡」
...薄い臙脂紫(えんじむらさき)の服は夫人の着料として源氏に選ばれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ここの姫君の春着が選ばれた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...衆臣もみな光秀にその隠忍(いんにん)の道を選ばれたいと請(こ)うので...
吉川英治 「新書太閤記」
...――その日の先駈けに選ばれたその方どもまた男(お)の子(こ)冥加(みょうが)というものじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...家中から選ばれた者は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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