...魔佛一如、生佛不二、修羅即遮那ハ、汝常ニ是レ臆念スル所也...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...阿謨迦毘盧遮那摩訶菩怛羅摩尼鉢曇摩忸婆羅波羅波利多耶(おんあもきゃびろしゃのまかぼだらまにはんどまじんばらはらはりたやうん)――コトコトと梯子段を登る音が止んで暫らくすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにしろ大仏の本尊の盧遮那仏(るしゃなぶつ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...總攝二盧遮那智一とある...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...「今年は、承安(じょうあん)三年だな」「さよう――」「すると、遮那王様には、お幾歳(いくつ)になられるか」「十五歳」吉次が、答えると、「ほ……...
吉川英治 「親鸞」
...鞍馬の遮那王(しゃなおう)に近づきつつある自身の使命に重大な任務と...
吉川英治 「親鸞」
...鞍馬(くらま)の遮那王様へ...
吉川英治 「親鸞」
...自分の主人(あるじ)、秀衡(ひでひら)は、遮那王を、仏界から下ろして、源氏再興の旗挙げをもくろんでいるのであるし、吉光御前や、有範朝臣(ありのりあそん)は、あべこべに、遮那王が身の終るまで、鞍馬寺に、抹香弄(まっこういじ)りをしていることを、祈っているのだ...
吉川英治 「親鸞」
...なるほど、それは、遮那王の身にも、彼の従姉(いとこ)にも、無事な世渡りにちがいない...
吉川英治 「親鸞」
...稚子の遮那王は、「何もしておりはせん」首を振って、「おまえ達を、探していたんだ」と、あべこべにいう...
吉川英治 「親鸞」
...「あっ――」身をよけるまに、一人の寺侍へ、わざとのように、遮那王は、どんと、ぶつかった...
吉川英治 「親鸞」
...小さい遮那王は、それを踏んづけて、彼方(かなた)へ、跳びこえた...
吉川英治 「親鸞」
...遮那王の将来(ゆくすえ)を心のうちで占(うらな)った...
吉川英治 「親鸞」
...奥州へ逃げのびた遮那王(しゃなおう)の義経(よしつね)も...
吉川英治 「親鸞」
...遮那王とは、近年、師の東光坊蓮忍が与えた名である...
吉川英治 「源頼朝」
...遮那王(しゃなおう)の行跡...
吉川英治 「源頼朝」
...遮那っ」大廊下を駈けるひどい足音に...
吉川英治 「源頼朝」
...みんなして遊んでたんです」「遮那...
吉川英治 「源頼朝」
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