...時に覚海検校深重の悲誓を発て修羅即遮那の観門を凝し魔即法海の行解を務め其の類に同じて山家を鎮護し...
谷崎潤一郎 「覚海上人天狗になる事」
...再たび毘盧遮那佛を拜しぬ...
内藤湖南 「寧樂」
...なにしろ大仏の本尊の盧遮那仏(るしゃなぶつ)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...支那で馬に因(ちな)んで驚駭(きょうがい)と書き『大毘盧遮那加持経(だいびるしゃなかじきょう)』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど驚き他獣の比にあらざるに由る...
南方熊楠 「十二支考」
...總攝二盧遮那智一とある...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...鞍馬の遮那王(しゃなおう)に近づきつつある自身の使命に重大な任務と...
吉川英治 「親鸞」
...鞍馬(くらま)の遮那王様へ...
吉川英治 「親鸞」
...自分の主人(あるじ)、秀衡(ひでひら)は、遮那王を、仏界から下ろして、源氏再興の旗挙げをもくろんでいるのであるし、吉光御前や、有範朝臣(ありのりあそん)は、あべこべに、遮那王が身の終るまで、鞍馬寺に、抹香弄(まっこういじ)りをしていることを、祈っているのだ...
吉川英治 「親鸞」
...遮那王(しゃなおう)の小さい顎(あご)がさして笑う...
吉川英治 「親鸞」
...稚子の遮那王は、「何もしておりはせん」首を振って、「おまえ達を、探していたんだ」と、あべこべにいう...
吉川英治 「親鸞」
...身をかくしてしまわれたということです」「えっ……遮那王殿が」「油断をしていたため...
吉川英治 「親鸞」
...奥州へ逃げのびた遮那王(しゃなおう)の義経(よしつね)も...
吉川英治 「親鸞」
...濁世にやおん汗ばみの廬遮那仏たそがれ近く...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そうそう山では遮那王(しゃなおう)とか名づけられているそうだが……あの牛若(うしわか)という童(わっぱ)じゃ」「それが...
吉川英治 「源頼朝」
...「こらっ遮那...
吉川英治 「源頼朝」
...遮那王が縛られたと聞くと...
吉川英治 「源頼朝」
...父にあたるお人でしょう」「おお――遮那(しゃな)どの...
吉川英治 「源頼朝」
...鞍馬の遮那王(しゃなおう)牛若が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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