...長老の言葉を遮るやうにトツクのことを話し出しました...
芥川龍之介 「河童」
...がむしゃらな進路を遮られた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...一つの遮蔽膜(しゃへいまく)にぶつかった...
海野十三 「地球盗難」
...しかしミドリはその言葉を遮(さえぎ)ってまた叫んだ...
海野十三 「月世界探険記」
...相馬は、天狗にも、遮られず...
大町桂月 「妙義山の五日」
...余(よ)は既に頭巾と覆面(ふくめん)との事に付きて言ひしが如く遮光器の存在(そんざい)に關しても當時(たうじ)の氣候(きかう)寒冷(かんれい)なりしならんとの事を想像(さうざう)するなり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...檜山はそれを遮りました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...追っかけて来る博徒を遮(さえぎ)りましたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分と三千代を遮断するが...
夏目漱石 「それから」
...折からの窓の西日影を薄茶色のカアテンで遮つた室内の薄暗さが...
南部修太郎 「疑惑」
...行手(ゆくて)を遮つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...なにも云わなくてもいいよ」彼は第二を遮(さえぎ)って云った...
山本周五郎 「はたし状」
...目明の良助が大手を拡げて遮り止めた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...遮(さえぎ)った...
吉川英治 「三国志」
...帰路を遮断されていた袁尚とその軍隊を...
吉川英治 「三国志」
...いや遮(しゃ)二無(む)二...
吉川英治 「私本太平記」
...遮那王(しゃなおう)に会う時には...
吉川英治 「親鸞」
...欝樹猶眼界を遮(さへぎ)る...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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