...虚無の空間を任意に遮蔽して自(おのずか)ら生ずる陰翳の世界に...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...今に一の人にならぬとも限らぬし……』呉葉は言ひかけた窕子を遮つて...
田山花袋 「道綱の母」
...ぴたりと気持を遮ってしまった...
豊島与志雄 「神棚」
...再たび毘盧遮那佛を拜しぬ...
内藤湖南 「寧樂」
...午前(ひるまへ)の十時頃が丁度夕方のやうに薄暗い時いつもは他の物音に遮ぎられて聞えない遠い寺の時の鐘が音波の進みを目に見せるやうに響いて来る...
永井荷風 「花より雨に」
...それを奪い取ろうとして遮二無二(しゃにむに)引き廻すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...遮二無二(しゃにむに)...
中里介山 「大菩薩峠」
...即ちそれの行くへを遮つてそれに抵抗を與へ緊張を促しつつそれの自己主張を誘發する實在者を俟つてはじめてそれの實在性は維持されるゆゑ...
波多野精一 「時と永遠」
...彼はヴォートランの声によって遮られた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...地平線より外に遮るものもない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...慌てて遮(さえぎ)ろうとしたが...
山本周五郎 「桑の木物語」
...なぜです」第二が云いかけるのを遮ってしのはまるで挑みかかるような口ぶりで云った...
山本周五郎 「はたし状」
...城中と外部との通路を遮断した...
吉川英治 「新書太閤記」
...何しに?」「遮那王(しゃなおう)様のお従姉(いとこ)がいらせられて...
吉川英治 「親鸞」
...遮那王は、首をふる...
吉川英治 「親鸞」
...遮那へ近寄る者は...
吉川英治 「源頼朝」
...激しく私の言葉を遮った...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...一切の地上の肉の汚れを遮断する天女の世界とは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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