...われわれは何の爲にこんな目に遭うのか...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...かかる人間は困難に遭(あ)えば遭うほど...
大隈重信 「青年の天下」
...もっとも、曲者というものは、たいてい浅墓(あさはか)で興覚めな、けち臭い打算ばっかりやっている哀れな、賤(いや)しい存在だが、それを見破ったからとて、こちらでただ軽蔑(けいべつ)して、のほほん顔でいたならば、ひどい目に遭う...
太宰治 「新ハムレット」
...汝欲重きに因って他計に遭う...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...巧(うま)く行き遭うかどうか分らない迄も...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そして船と船員とは嵐に遭う危険に臨んでいたのであった★...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...ほんとうに不便な目に遭うかもしれんわい...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...鉄棒がこんな目に遭うくらいだから人間にとってはあまり安全な地帯でないのである...
寺田寅彦 「KからQまで」
...この頃になって先生の日記の中で「夜中谷君来るまた十二時過ぎまで話してゆく」というような文字に出遭うと...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...皇帝の不機嫌な凝視に遭うと...
久生十蘭 「魔都」
...そのときどういう酷(ひど)い目に遭うかわからないと思ったが...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...危難に遭うていたのが救われたという話も成り立つが...
柳田国男 「海上の道」
...しるべもない他国へゆけばどんな難儀に遭うかもわからない...
山本周五郎 「日本婦道記」
...どうしてコンナに非道(ひど)い目にばかり遭うのであろう...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...曹操の軍に遭うては...
吉川英治 「三国志」
...殲滅的な憂き目に遭う...
吉川英治 「三国志」
...みなごろしの目に遭うであろうと顫(わなな)くのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...(酷(ひど)い目に遭うといけない)と教えても...
吉川英治 「宮本武蔵」
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