...われわれは何の爲にこんな目に遭うのか...
鮎川義介 「革命を待つ心」
...死んだおかげで彼は彼の熱心な信奉者ジョルダノ・ブルノ(Giordano Bruno イタリアのノラ Nola で生れたドミニカン僧侶)のような運命に遭うのを免れることができた...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...かかる人間は困難に遭(あ)えば遭うほど...
大隈重信 「青年の天下」
...不運に遭う度(たび)に恨み言が述べたくなるのだ...
大隈重信 「青年の天下」
...そんなことをすれぁ有難い目に遭うぜ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...検事のあんな物静かな侮蔑(ぶべつ)に遭うよりは...
太宰治 「人間失格」
...而も間もなくその母が餘所(よそ)の男の所へ走ってしまったと云うようなことに出遭うと...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...もしほんとうにリリーの死に遭うことがあったら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...万一知己(ちき)に遭う...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この頃になって先生の日記の中で「夜中谷君来るまた十二時過ぎまで話してゆく」というような文字に出遭うと...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...すでに十二年を隔てて今日相遭うといっているから...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...売色ところどころ岡場所の歌戦火に遭うまで大塚の花街に...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...宋の元英(ほうげんえい)の『談藪』に、(いん)州の五峯に至りし人、〈馬上遥かに山中の草木蠕々(ぜんぜん)とし動くを見る、疑いて地震と為す、馭者(ぎょしゃ)いう、満山皆猴なり、数(かず)千万を以て計る、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎(つね)に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁(はんえん)す、袞(こん)して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし、往々死を致す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...その因縁で五百世中常に乞食となるがその改過と誓願に由って今我に遭うて羅漢となった...
南方熊楠 「十二支考」
...これと一羽が害に遭うて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...泰三さまがひどいめに遭うのを喜んでいらっしゃるんです...
山本周五郎 「思い違い物語」
...何ゆえの罪科をもってこんな目に遭うのか諒解に苦しみます」孔明はまた趙子龍に向って...
吉川英治 「三国志」
...おまえも酷(ひど)い目に遭うから隠れて下さいよ!」「――なに...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??