...あの家は今次の大戦で爆撃に遭うて...
青木正児 「九年母」
...暫時の離別も苦しけれどもまた遭う時の悦(よろこび)を楽(たのし)み...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...初めての入獄をただ好奇心一ぱいにこんどはどんなところでどんな目に遭うのだろうとそれを楽しみに...
大杉栄 「獄中記」
...汝欲重きに因って他計に遭う...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...そして船と船員とは嵐に遭う危険に臨んでいたのであった★...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...(わしは遭うだろうとまでは言わぬ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...怖ろしい目に遭うべき暫時の後を期待して...
中里介山 「大菩薩峠」
...かえって難に遭うこともないとは限らぬし...
中島敦 「弟子」
...奉天在住の日本人はどんな目に遭うかわからない...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...十人に遭うて一人の偶然に当たらば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...初めのほうにマリーが初めて香水店へ勤めに出たのは殺害に遭う「十八カ月近く前」のことであり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...宋の元英(ほうげんえい)の『談藪』に、(いん)州の五峯に至りし人、〈馬上遥かに山中の草木蠕々(ぜんぜん)とし動くを見る、疑いて地震と為す、馭者(ぎょしゃ)いう、満山皆猴なり、数(かず)千万を以て計る、行人独り過ぐれば、常に戯虐に遭う、毎(つね)に群呼跳浪して至り、頭目胸項手足に攀縁(はんえん)す、袞(こん)して毛毬を成す、兵刃ありといえども、また施す所なし、往々死を致す〉...
南方熊楠 「十二支考」
...おれも何時かはこんな目に遭うかも知れない...
室生犀星 「舌を噛み切った女」
...これと一羽が害に遭うて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...泰三さまがひどいめに遭うのを喜んでいらっしゃるんです...
山本周五郎 「思い違い物語」
...曹操の軍に遭うては...
吉川英治 「三国志」
...ふたたび時に遭うことができたというもの...
吉川英治 「三国志」
...頼朝の軍に出遭うと...
吉川英治 「親鸞」
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