...そのポイントは非常に適確だ...
...彼女は常に適確なアドバイスをくれる...
...この問題に適確な答えを見つけるのは難しい...
...適確に把握することが大切です...
...適確で明確な文章を書くことが求められる...
...間も無く夫(そ)れでも真実な適確な事実とする事の出来る他の事情を思出したので...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...結婚生活に対する適確な何の考慮をする事も出来ないような若い時に結婚をしたという過失のみです...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...自分の作品についてのおそらくはいちばん適確な評論を組みたてはじめる...
太宰治 「猿面冠者」
...この論理のみが如何に適確で有効であるかを...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...明らかに彼の明快にして適確な...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...歴史が適確に描かれ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...原稿が眼の前にある限りチェエホフは文章を簡潔に適確にしようと努めてやまなかつたらしい...
南部修太郎 「氣質と文章」
...正に適確に言ひ盡したりとの同感を得た...
萩原朔太郎 「室生犀星に與ふ」
...ある人間がこの窓から屋根の上へ這い出したということが適確にいい得るのである...
久生十蘭 「魔都」
...実に詳細と適確を極めたもので...
牧逸馬 「双面獣」
...適確であり、詳細であればあるだけに、捜査の実際的見地からは、莫然としていて、あまりに多くの人間に当てはまるのだ...
牧逸馬 「双面獣」
...何か他に適確な証拠でも挙がったというのだろうか...
牧逸馬 「双面獣」
...標本の製作は仲々適確で...
牧野信一 「魚籃坂にて」
...(いま手許に適当の新劇史がないので適確の年代が云へないが)さうして新しくノラによつて目醒めさせられた日本の若い夫人たちが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...日本晴といふ言葉が最も適確にその色彩と心持とを云ひ現す眞青な空を仰いで...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...適確に表現し得たか得なかつたかによつて定まるのである...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...その虚に憑(つ)かれたように、こちらの頭が疲れたとき、忠明どのの太刀が、いつのまにか自分に来ているというわけですな」但馬守も側にあって、「予は、どうかして、忠明の眼ざしが、どこへついているかを、見極めようと観ていたが、ちょうど、陽炎(かげろう)を追っているようなもので、どうしても彼の眸(ひとみ)のつけどころを、適確に、見極めることができなかった」と、共に嘆じていたという...
吉川英治 「剣の四君子」
...その言の適確さに...
吉川英治 「平の将門」
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