...そのポイントは非常に適確だ...
...彼女は常に適確なアドバイスをくれる...
...この問題に適確な答えを見つけるのは難しい...
...適確に把握することが大切です...
...適確で明確な文章を書くことが求められる...
...結婚生活に対する適確な何の考慮をする事も出来ないような若い時に結婚をしたという過失のみです...
伊藤野枝 「成長が生んだ私の恋愛破綻」
...適確な解釈を持つひまもなく...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...その技法がこの肖像の表現に遺憾なく適確に行われている...
高村光太郎 「本邦肖像彫刻技法の推移」
...どう云ふ經路に依つて發達したかと云ふことも到底適確には知る由もないが...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...あの少年たちがやはり生きている人だったという適確な証明のない限り...
橘外男 「逗子物語」
...古道具店――とより屑屋(くずや)といったほうが適確なレクトル・エケクランツの家がある...
谷譲次 「踊る地平線」
...私の豫測が適確に当ったのである...
谷崎潤一郎 「鍵」
...おそらく何人(なんぴと)もいまだ適確な答解を与えることができないであろう...
寺田寅彦 「日常身辺の物理的諸問題」
...この論理のみが如何に適確で有効であるかを...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...明らかに彼の明快にして適確な...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...歴史が適確に描かれ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...豫想以上に適確(てきかく)に下に立てた棒の上へバサリと落ちて來たのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死因、適確な死の時間、それらを知る可く、必然的に解剖という段取りになる...
牧逸馬 「土から手が」
...(いま手許に適当の新劇史がないので適確の年代が云へないが)さうして新しくノラによつて目醒めさせられた日本の若い夫人たちが...
正岡容 「大正東京錦絵」
...それだけとしては適確ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...適確な眼の持主を見出す事がある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...その虚に憑(つ)かれたように、こちらの頭が疲れたとき、忠明どのの太刀が、いつのまにか自分に来ているというわけですな」但馬守も側にあって、「予は、どうかして、忠明の眼ざしが、どこへついているかを、見極めようと観ていたが、ちょうど、陽炎(かげろう)を追っているようなもので、どうしても彼の眸(ひとみ)のつけどころを、適確に、見極めることができなかった」と、共に嘆じていたという...
吉川英治 「剣の四君子」
...その言の適確さに...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索