...予(あらかじ)め存在したと云つた方が適当である...
芥川龍之介 「俳画展覧会を観て」
...何課に於てするが最も適当であるかと云ふに...
丘浅次郎 「疑ひの教育」
...土地の開拓とともにますます劇烈になるものとみなすのが適当である...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...しかしそれらは栄養生殖に不適当であるためにまもなく絶滅したと言って...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...材料の中心として――決して唯一の材料ではない――選ぶのが適当であると考えた...
戸坂潤 「科学方法論」
...当時の政府反対党が案出したる政略的意見であるといふ方が適当である...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...なおいっそう重大にしてここに力説するが適当である他の一見地より見るならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その分だけを未知として残すといった方が適当である...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...生きているものにとっても不適当である...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...声を出して読むには不適当である...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...自分には矢張り下町生活は不適当であるから早稲田へ戻る...
牧野信一 「奇友往来」
...その土地が植樹に不適当であることを述べて申請し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その引用の目的に対しては(p. 66.)適当であることは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私はいまトルストイの『我が懺悔』の一節を引用することが適当であると思う...
三木清 「語られざる哲学」
...三の考察を試みておくことが適当であると思う...
三木清 「語られざる哲学」
...その差別の適当であることを認めています...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...絶望と呼ぶことがどれほど不適当であるかが明らかになる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...結婚をするにも甚だしく不適当であるという理由に帰する外はありません...
与謝野晶子 「「女らしさ」とは何か」
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