...熱と湿気とが適度にあれば...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...明り障子とガラス障子の二枚戸にしたのは陽光の明暗強弱を適度に調節するためで...
上村松園 「画室談義」
...適度に休養して身心にユトリを与えてよく働くというふうの人でなければ決して大成しない...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...適度に整理して叙述した...
太宰治 「ろまん燈籠」
...しばらく適度に苦心惨憺(さんたん)したのち...
谷譲次 「踊る地平線」
...その適度に古びた白さが...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...しかしこの選択も適度にやれば好結果を得られない事はあるまい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...馬肉の一鍋ぐらいは適度に納まる...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...適度にとどめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...氷嚢の紐を台木に懸けて彼の額に適度に当てがってくれる間...
豊島与志雄 「二つの途」
...これを適度に使用されてはたまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...この適度に混ぜ合わされた感情が女達を烈しくし...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その内に妻君と下女は芋を適度に切りて鍋に入れつつ妻君フト顧りみ「お登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...第一湿(しめ)し加減と蒸し加減がむずかしくして適度に湿しよく蒸さざれば搗けず...
村井弦斎 「食道楽」
...これらの善きものを適度に用い得るようになるということです...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...適度に・熱狂せずに・でなければ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「――私は一人でいい」「しかし自分で勝負の始末はできないでしょう」「――もうしてあるよ」適度にまをおいた平静な調子で...
山本周五郎 「いさましい話」
...豊富にか適度にかまたはまたは乏しく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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