...適度に感ずる時は爽快(そうかい)であり...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...しかも適度に円満に南種の血を混じて熱帯文明の美しさも十分に摂取し...
石原莞爾 「最終戦争論」
...熱と湿気とが適度にあれば...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...明り障子とガラス障子の二枚戸にしたのは陽光の明暗強弱を適度に調節するためで...
上村松園 「画室談義」
...敬語を適度に用いよ...
大下宇陀児 「擬似新年」
...適度に行え...
太宰治 「新ハムレット」
...平公と若い嚊とはそれを適度にわけて負つた...
田山花袋 「歸國」
...適度にとどめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いつも適度に酔ってる風をしていた...
豊島与志雄 「白木蓮」
...適度に分配することにしちゃどうだ――たとえば...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを適度に使用されてはたまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...適度に讒諂の笑みを含めて云ひ寄るのであつたが...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...歩道は日除けの下だけを白く残して如露の水を撒いたやうに適度に湿つてゐた...
牧野信一 「山彦の街」
...暑気払いに焼酎(しょうちゅう)を飲む人がありますが焼酎は強い刺撃性であるからかえって暑さを増しそうなものですけれども適度に飲めばその刺撃で皮膚の血液を内部へ呼び戻すので人が涼しさを感じます...
村井弦斎 「食道楽」
...適度に過剰率を避け...
吉川英治 「折々の記」
...――宵に、木賃のおやじと少し含んでみた酒が、適度にまわって、熟睡して、醒めた肉体に井戸水を浴び、新しい晒布(さらし)の肌着でひき緊(し)まっているこの体というものが、どう思ってみても今死ぬものとは思われない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...適度に増進したか...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...豊富にか適度にかまたはまたは乏しく...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??