...遥かに緯に向って...
田中貢太郎 「陸判」
...自分の躯幹が先生に比して遥かに小さいところから見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...本人よりも親(おや)の方が遥かに周到な注意を払つてゐると云ふ事...
夏目漱石 「それから」
...学校の床を汚す面積は靴の方が下駄より遥かに偉大である...
夏目漱石 「模倣と独立」
...他の軟文学(ベルレットル)の読者よりも遥かに広い範囲にわたっており...
平林初之輔 「探偵小説の世界的流行」
...この丘のあたりから遥かに見降すと全く紺碧に澄み渡つてゐて...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...今より遥かに多大の土地を肥やそうと努めたこと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...下層階級自身も一日わずか十八ペンスを受取っていた時よりも遥かに困窮することになろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...個藝より民藝の方が遥かに重要な意義を有する...
柳宗悦 「工藝の道」
...当然芝居で見た諸名優の演技よりもこの人の方が遥かに感興が深かった...
山本笑月 「明治世相百話」
...謙信は、遥かに見つけて、「下野(しもつけ)ではないか」と、呼びかけた...
吉川英治 「上杉謙信」
...痴(ち)や、愚や、狂に近い性格的欠点をも多分に持っている英雄として、人間的なおもしろさは、遥かに、孔明以上なものがある曹操も、後世久しく人の敬仰(けいぎょう)をうくることにおいては、到底、孔明に及ばない...
吉川英治 「三国志」
...遥かに京都の勢力を睥睨(へいげい)している藤原秀衡(ふじわらひでひら)がいた...
吉川英治 「源頼朝」
...それを見送った村や立場の人たちの方が遥かに胆(きも)を寒くした...
吉川英治 「宮本武蔵」
...これまで出会ったいかなるものをも遥かに凌駕する芸術的驚異を現前していたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...信州あたりのゝ方が遥かに色がいゝ...
若山牧水 「秋草と虫の音」
...汽車は既によほどの高処を走つて居るらしくその白い瀬は草木の茂つた山腹を越えて遥かに下に瞰下(みおろ)されるのである...
若山牧水 「渓をおもふ」
...同じく弓なりに寄せている小波が遥かに白く続いていた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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