...御本体は遥(はるか)に遠い...
泉鏡花 「遺稿」
...遥かに姨捨駅の赤い屋根が見え...
岩本素白 「野の墓」
...あらゆる学校を合しても遥かに年少である...
大隈重信 「明治文明史上に於ける福沢翁」
...反対に非合理的なものの方が遥により高い位置にいることがある...
竹内勝太郎 「人形芝居に関するノオト」
...花時の盛観は江戸時代よりも遥に優っていたと言わなければならない...
永井荷風 「向嶋」
...何をいうにも体格は自分より遥かに大きいから...
中里介山 「大菩薩峠」
...この遥(はる)か隔たった雲助霞助を見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...その山麓から一望遥か昆布嶽の山並までの高原地帯は...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...怒(いか)る野分は横さまに煙りを千切(ちぎ)って遥(はる)かの空に攫(さら)って行く...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...遥かの下(した)を見下(みおろ)すのと同じになるのだと意識しながら...
夏目漱石 「それから」
...平次の力は遥かに優ったものとみえて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この近在では軟式野球よりも遥かに剣道の方が隆盛で...
牧野信一 「南風譜」
...この地所の所有者は確かに抵当権証券が焼失してしまった場合よりも遥かに生活は悪いに違いないが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...けれども私が時の流を離脱するのは時の経過の考え尽すことができぬ遥(はる)かの後においてではなく...
三木清 「人生論ノート」
...器の美は遥かに曇ったであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...そうして交通はそれらのものへの接触を遥かに容易ならしめているからである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...よも仮病(けびょう)などではありますまい」そういう逍遥軒こそ...
吉川英治 「新書太閤記」
...遥々とお出でとは...
吉川英治 「宮本武蔵」
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