...「マアあの二人を山の畑へ遣るッて...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...幾ら上手に遣る積りでもどうしても初めは手落のあるものでしてね...
高濱虚子 「續俳諧師」
...その遣る瀬なさは...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...顔を見せて遣る事は出来ないが...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...それを息張(いば)つて遣るどころではなく...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...隨分自尊自大と云ふことは甚だ宜しい事であるから遣るが宜しい...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...そこで一同ワシリの脱獄を幇助して遣る事に決議した...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...1240そんな邪魔をする奴を傍に置いて我慢して遣ることは出来ぬ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...2035探って見て遣るのだね...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...あんな物を騙して遣るには...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...3680あべこべに迷わせて遣るのですよ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...心のみ急がれて用事をのみいひ遣るとなり...
森鴎外 「舞姫」
...物を遣ると口の中で唱(とな)え言(ごと)をするが...
柳田国男 「山の人生」
...ずっと小さいときに遣る約束がしてあった...
山本周五郎 「落ち梅記」
...只圓の通りに遣るのにはそれこそ死物狂いの気合を入れてまだ遠く及ばない事がわかって...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...広い教室のズット向うとこっちに離れて製図を遣るんだ...
夢野久作 「焦点を合せる」
...「ホラ十円遣る」「ありがとう御座います...
夢野久作 「冥土行進曲」
...ふと洗つて遣る子供等が傍(そば)に居ない事を思うて覚えず自分は泣くのであつた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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