...是が非でも遣る處までは遣り通さなければならぬ...
石川啄木 「大硯君足下」
...そして女教師の福富も矢張(やつぱ)り、遣るだらうか、女だから遣らないだらうかという疑問を起した...
石川啄木 「葉書」
...見遣る座敷の入口に...
泉鏡花 「活人形」
...「あなたア」などとその目でじろりと遣るだろう……白肉の柔い楯(たて)になって...
泉鏡花 「薄紅梅」
...」と舌尖(したさき)三分で切附けたが、一向に感じないで、「遣るさ...
泉鏡花 「婦系図」
...遣る瀬なさそうな視線は...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...あとへ引き返へせば彼女に遇へる『失禮ですがあなたは困つてゐるのではないのですか』と聞けばいゝ返事に依つて何でもしよう電車の片道切符を與へてもいゝ子供へ菓子か蜜柑位與へる金は五六錢ある金を與へるのが問題ではない共力する事が出來ればいゝ彼女の爲めに働いて遣る事が出來ればいゝあゝ友達と二人で歩いて居たらばきつと心を合はして如何うとか出來る電車が來た...
千家元麿 「自分は見た」
...無論同時に二三の新聞の記者にも話して遣る...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...是れ英雄懷を遣るの餘戯に過ぎざる可きをや之れを聞く...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...尤もこの輪講はやはり互に句作すると同じような興味主義で遣るのだから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...むむ逢はして遣る...
樋口一葉 「うつせみ」
...雄心を遣るに豪邁であった...
室生犀星 「庭をつくる人」
...直ぐ遣る...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
...謙遜してこの狭い場所を明けて遣る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...餅を烏に遣るために発明せられた技術でもあるまいが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...たぶん四五日うちに迎えの駕籠(かご)を遣ることになるだろうから」おけいはひと息に飲んで...
山本周五郎 「追いついた夢」
...マユミに遣る反物や菓子と一緒に持って帰り...
夢野久作 「巡査辞職」
...夕飯の準備が出来たら女中を迎えに遣るから……」「おじさま……さようなら……」「先生……さようなら……」「ああ...
夢野久作 「二重心臓」
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