...一家擧つて阿武隈の本溪を遡る...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...六鹽釜まで戻り、鹽涌橋を渡りて、鹿股川を遡る...
大町桂月 「鹽原新七不思議」
...印刷機械の歴史を四五十年遡ることが出來たのを覺えながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...カントの「目的論」にまでわざわざ歴史の流を遡ることによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...特にイギリスのジョン・ロックに始まると見られる(実を云えばアウフクレールングの理想に含まれる観念の内にはフランシス・ベーコンにまで遡るものを見出すのだが)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...それが因果律まで遡る点において...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...自然的生は根源へ遡る理論的分析によつてはじめて到達され開示される基本的契機に外ならず...
波多野精一 「時と永遠」
...主體は振返つて自然的生及び自然的實在性との聯關を求めつつ根源へ遡ることによつて客體の他者性を確保しようとする...
波多野精一 「時と永遠」
...文化的生の基體である自然的生へ時間性の根源的體驗へと遡るべく促される...
波多野精一 「時と永遠」
...翌日漢江を遡るという段になって...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...今其跡をたづねて平安朝の鞦韆まで遡ることは容易でない...
原勝郎 「鞦韆考」
...己の遡る河上にいま...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...結局創造の時まで遡るの外はなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...遼河を遡ること一里に及んだ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...時代を遡れば遡るほど少かつたことは事實である...
吉川英治 「折々の記」
...これまで遥かに古い時代のものだと考えられてきた生命体が驚くべき比率で含まれていた――シルル紀ないしオルドビス紀まで遡る原始魚類...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...我々の知るいかなる人類世界をも遡る恐怖の地や山脈や神殿から落ち来ったというのは大いにあり得ることなのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...いや恐らくは五千万年前――始新世後期ないし白亜紀前期――にまで遡ることができ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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