...カルデア人が最古の規則正しい天文観察を行ったのは耶蘇(ヤソ)紀元前四〇〇〇年ないし五〇〇〇年前に遡るものと推測される...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...轉じて、路を左に取りて、一支溪を遡る...
大町桂月 「足柄の山水」
...殊(こと)に凡兆(ぼんちょう)に遡る...
高浜虚子 「俳句への道」
...五年ほど遡る、余がワルシャワに長期滞在したときのこと...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...印刷機械の歴史を四五十年遡ることが出來たのを覺えながら...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...研究手段としての実験に着眼し始めたのは十三世紀に遡る...
戸坂潤 「科学論」
...彼等はこの理論上の立場を産んだ社会的な立場にまで遡る外はあるまい...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...社会哲学 【英】social philosophy【独】Sozialphilosophie【仏】philosophie sociale【意義及び歴史】 この言葉は少くともトーマス・ホッブズ T. Hobbes(1588-1679)にまで遡る...
戸坂潤 「辞典」
...文化的生の基體である自然的生へ時間性の根源的體驗へと遡るべく促される...
波多野精一 「時と永遠」
...今其跡をたづねて平安朝の鞦韆まで遡ることは容易でない...
原勝郎 「鞦韆考」
...単純であるために重大な誤りには導き得ないような外観に遡るのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...己の遡る河上にいま...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...遡るところ、眩輝の異しい漲落を胸に量り 額をもたげて愛のやうな 荒繩のやうな強力の酔ひをこの躯に糾ふのだ...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...遡るに伴れてあちこちに現れ...
牧野信一 「繰舟で往く家」
...結局創造の時まで遡るの外はなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我々の知るいかなる人類世界をも遡る恐怖の地や山脈や神殿から落ち来ったというのは大いにあり得ることなのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...いや恐らくは五千万年前――始新世後期ないし白亜紀前期――にまで遡ることができ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ほとんどの場合は最初の精神交換まで遡る仄暗い夢のような空白があるだけだった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??