...かのカルデア及びエジプトにおける古典的地盤の時代に遡ってこのような影響を求めてみると...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...今度は時間を過去へ遡ってみる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...関氏の遺族八名は籠川を遡って岩茸岩付近の河原まで行き...
石川欣一 「山を思う」
...必ず終極の根本原理に遡ってはじめて徹底したる法理の概念が得らるる次第であるから...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...その追憶の余勢は自然に昔へ昔へと遡って幼時の環境の中から馴染(なじみ)の顔を物色するようになる...
寺田寅彦 「重兵衛さんの一家」
...理論構成の動機に遡って...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...責任は当時に遡って追求されねばならぬ筈のものであり...
戸坂潤 「社会時評」
...天保山の入口から安治川を遡って中の島の藩邸へ着いた時はもう日が暮れていた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...少し遡っていうが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...遡っていうが、私が東京へ転任した翌年に次男を挙げて、惟行と命(なづ)けた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...後漢時代にまで遡って考証を進め...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...この問題を雪の結晶の変形にまで遡って研究しようと試みた人は無いようである...
中谷宇吉郎 「粉雪」
...七代まで遡って縷々懇切に述べている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...その最初の原理にまで遡って調べるとき...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...彼は各教区の創設時にまで遡ってその記録簿を極めて丹念周到に研究し...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...もちろん、われわれ地理教育者の大きな、しかも、直接の使命は「風土性に対する正しい認識と理解」の向上普及にあることは言うまでもないが、その風土性というものが、すでにそれが大自然の一部、一要素なのであるから、その風土性に対する徹底した認識や理解を得るためには、さらに遡って、一般人士の大自然に対する正しい認識と理解とが重要視されるわけでもあるし、また考えようによっては、地理的教育直接の目標である風土性の認識・理解も、やがては大自然そのものの認識・理解への一課程と見るべきものでもある...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...そうした事実を尚深く遡って考えると...
夢野久作 「能とは何か」
...彼等はコンゴー河口に最初の石柱を立て、河を遡って、この繁華なコンゴー王国の最初の訪問者となった...
和辻哲郎 「鎖国」
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