...遠路はるばると来た友人にお土産を渡した...
...遠路の旅行に出かける前に必要な準備を整える...
...遠路からやってきた祖母に再会する喜びを感じた...
...遠路運ばれてきた食材で美味しい料理を作った...
...遠路を急ぐと足が痛くなる...
...つい川一跨ぎの墨東の散歩を遠路とするのは...
心猿 「荷風翁の發句」
...通知があれば遠路もいとわず必ず出席した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さすがに遠路の勞(つかれ)とも思はれず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...風呂敷かけた遠路籠の中には...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「遠路、お疲れなされたで、ありましょう」お由羅は、古代紫の綸子の被布を被て、齢に似ぬ大奥風の厚化粧をしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...遠路(とおみち)を痩馬(やせうま)に曳(ひ)かした荷車が二輛(にりょう)も三輛も引続いて或時(あるとき)は米俵或時は材木煉瓦(れんが)なぞ...
永井荷風 「監獄署の裏」
...随分(ずゐぶん)遠路(とほみち)ですからね...
永井荷風 「すみだ川」
...随分遠路(とおみち)ですからね...
永井荷風 「すみだ川」
...百九十二「それは、遠路のところ、よくお訪ね下された」と、教養があり、寛容の徳を備えた留守番が、微笑をもって返答するものですから、ここでまた道庵がいい気になり、「わしゃあね、さいぜん、大通寺長浜別院というのをたずねてみたんだがね、思ったより宏大なる建築に驚かされましたね、京大阪なら知らぬこと、長浜なんてところに、あんな大きなお寺があるたあ、お釈迦様でも気がつくめえ、とすっかり胆を抜かれちゃいましたような次第でげす...
中里介山 「大菩薩峠」
...東照宮樣御遺訓に重荷を負いて遠路を行くが如しと有りけれど...
樋口一葉 「花ごもり」
...「今日はわざわざ御遠路の処をお運び下さいまして……(えゝと?)……実は……その誠に恐縮なことで……その実は父が四五日前から止むを得ない自分自身(オツといけねエ)……えゝ...
牧野信一 「地球儀」
...到底遠路の神社に詣づること成らず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...十一月九日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕十一月九日 第一〇四信遠路をはるばると御苦労様...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうした遠路(とおみち)をしましてまた悪くなるようなことがないかと心配ですから」と断わっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...此の如き日に遠路を行くは人情の難しとする所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「遠路、おつかれであろう」孫権はねぎらう...
吉川英治 「三国志」
...遠路辛苦(しんく)の使い...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠路をよう参ってくれた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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