...遠路はるばると来た友人にお土産を渡した...
...遠路の旅行に出かける前に必要な準備を整える...
...遠路からやってきた祖母に再会する喜びを感じた...
...遠路運ばれてきた食材で美味しい料理を作った...
...遠路を急ぐと足が痛くなる...
...つい川一跨ぎの墨東の散歩を遠路とするのは...
心猿 「荷風翁の發句」
...随分(ずゐぶん)遠路(とほみち)ですからね...
永井荷風 「すみだ川」
...随分遠路(とおみち)ですからね...
永井荷風 「すみだ川」
...少し遠路(とおみち)でもいたすと直(す)ぐにこの通りの始末で御座る...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...寒気を忘れて遠路の旅行ができるという理窟でげす...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠路を厭はず奧州くんだりまで下向した者共で...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...東照宮樣御遺訓に重荷を負いて遠路を行くが如しと有りけれど...
樋口一葉 「花ごもり」
...顎十郎は馬鹿ていねいに腰をかがめ、「これは藤波先生、遠路のところを、ようこそ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...六十六歳の翁(おきな)が二百里足らずの遠路を供に立って行こうとしたのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...這(こ)は御遠路のところ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それに遠路を急ぎに急いで来たので...
吉川英治 「三国志」
...蜀軍は遠路を戦いつづけ...
吉川英治 「三国志」
...遠路をしのぎてたちまちに参洛(さんらく)しおん大事に会(あ)ふの条御感(ぎよかん)ななめならず……という特別な叡慮(えいりょ)も辞句にはいっていた...
吉川英治 「私本太平記」
...――御遠路、つつがなくお渡り遊ばし、折ふし、日もうららかにきょうの御対顔、祝着にぞんじ上げ奉りまする」左右から、こう色代(しきたい)しているまに、信長は、拭き磨いてある廻廊を、つつつと足を早め、「ふム...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠路のお越し、何事やらん、お会いできぬは、残念じゃが、くれぐれもと」「いや、このたびの、御合戦には、及ばぬながらも、佐々成政、北陸にあって、一臂(いっぴ)のお味方はいたしておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...ついに、御遠路を」と、掌(て)と掌(て)のぬくみを感じあう...
吉川英治 「新書太閤記」
...その遠路をねぎらうように...
吉川英治 「宮本武蔵」
...遠路をよう参ってくれた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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