...遠路はるばると来た友人にお土産を渡した...
...遠路の旅行に出かける前に必要な準備を整える...
...遠路からやってきた祖母に再会する喜びを感じた...
...遠路運ばれてきた食材で美味しい料理を作った...
...遠路を急ぐと足が痛くなる...
...源治はビツコ足をひいて五度も六度も一里余の遠路を通いつづけたが...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...ついては遠路のところを甚だ恐縮ですが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...遠路御足勞には及ばない...
竹久夢二 「砂がき」
...風呂敷かけた遠路籠の中には...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「遠路、お疲れなされたで、ありましょう」お由羅は、古代紫の綸子の被布を被て、齢に似ぬ大奥風の厚化粧をしていた...
直木三十五 「南国太平記」
...百九十二「それは、遠路のところ、よくお訪ね下された」と、教養があり、寛容の徳を備えた留守番が、微笑をもって返答するものですから、ここでまた道庵がいい気になり、「わしゃあね、さいぜん、大通寺長浜別院というのをたずねてみたんだがね、思ったより宏大なる建築に驚かされましたね、京大阪なら知らぬこと、長浜なんてところに、あんな大きなお寺があるたあ、お釈迦様でも気がつくめえ、とすっかり胆を抜かれちゃいましたような次第でげす...
中里介山 「大菩薩峠」
...わざわざ遠路(とほみち)を行くにも当るまいて...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...「遠路の旅で、ご辛労のことでございましたろう、それにしても」彼はまたせかせかと立った...
本庄陸男 「石狩川」
...此の如き日に遠路を行くは人情の難しとする所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...六十六歳の翁(おきな)が二百里足らずの遠路を供に立って行こうとしたのは...
森鴎外 「渋江抽斎」
...討って出ればまだ陣容もととのわず遠路の疲れもある...
吉川英治 「三国志」
...そうでしたか」「いつもいつも遠路をお訪ねたまわりながら失礼ばかり……」「して...
吉川英治 「三国志」
...遠路、難所を越えられ、さだめしお疲れでしょう...
吉川英治 「三国志」
...無益(むえき)の遠路(とおみち)につかれていたかも知れぬ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「遠路(えんろ)浜松城(はままつじょう)からおこしのお使者...
吉川英治 「神州天馬侠」
...――御遠路、つつがなくお渡り遊ばし、折ふし、日もうららかにきょうの御対顔、祝着にぞんじ上げ奉りまする」左右から、こう色代(しきたい)しているまに、信長は、拭き磨いてある廻廊を、つつつと足を早め、「ふム...
吉川英治 「新書太閤記」
...前田利家は、全城の家中をして、「ようぞ、遠路を」と、いんぎんを尽して、迎えさせた...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠路をよう参ってくれた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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