...次からは集って頂くのは遠慮することにして貰った...
上村松園 「中支遊記」
...排斥することを遠慮するような姑息な態度では...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...ほかに遠慮するような人だれもいいしまへんよって」といいつつ...
近松秋江 「霜凍る宵」
...遠慮することはないでしょう...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...恐縮でげす」「遠慮することはないよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...男は四辺(あたり)に遠慮する風で...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...遠慮することは無い...
野村胡堂 「踊る美人像」
...縁側を焼跡だらけにするのだけは遠慮するがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もはや遠慮する必要もないと思ったのでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一時遠慮するものだ...
葉山嘉樹 「坑夫の子」
...こういうときには遠慮するのである...
火野葦平 「ゲテ魚好き」
...」「B――遠慮することはないぜ...
牧野信一 「くもり日つゞき」
...名を口にするのさえも畏れ遠慮するというような意味のことをうたった詩である...
宮本百合子 「刻々」
...え、飲めよお春さん、遠慮するなよ、おめえ、いける口じゃねえのか...
三好十郎 「樹氷」
...でも――欣二 遠慮するなって...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...少しも遠慮するには及ばなかった」といっているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それなら少し遠慮するんだったと後悔しましたよ」「そんなことはありません...
山本周五郎 「新潮記」
...本堂のほうには遠慮するが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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