...そう思って、声をかけようとしたが、遠慮した...
芥川龍之介 「片恋」
...彼は西洋風に遠慮したいと思ったが...
芥川龍之介 「路上」
...おせいはわざと遠慮した...
有島武郎 「星座」
...Kさんは「遠慮したもうなよ」とまでは勧めなかった...
生田春月 「聖書」
...あるいは本当に遠慮したのか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ために傘を遠慮した茶屋の女房なぞとは...
泉鏡花 「薄紅梅」
...帆村が遠慮したいというと...
海野十三 「暗号数字」
...「こっちが年上だからね」若いひとの悪口は遠慮したいのである...
太宰治 「如是我聞」
...酒はわざと遠慮した...
種田山頭火 「其中日記」
...けさは朝酒を遠慮した...
種田山頭火 「道中記」
...これも遠慮したほうがよさそうに思われる...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...遠慮勝の彼女は親兄弟にも遠慮した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...酒は遠慮したかった...
夏目漱石 「行人」
...言うほどの必要がないからと思って遠慮した...
夏目漱石 「三四郎」
...と遠慮したような笑い方をし...
火野葦平 「糞尿譚」
...と遠慮した口ぶりで云った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...一々氏名を挙げる事は遠慮した...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...御(ご)大葬の済む迄は御(ご)遠慮したいと思ふので芝居へも行(ゆ)かない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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