...更に東に進んで遠州灘(えんしゅうなだ)沖と...
海野十三 「空襲葬送曲」
...どうして……そんなことがあり得るのでしょうか」「あの遠州灘のまっただ中に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...遠州灘(えんしゅうなだ)から相模灘(さがみなだ)...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...遠州灘(えんしゅうなだ)へ来ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠州灘(なだ)で海坊主を斬つた脇差ですつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠州灘で海賊に斬り込まれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠州灘(なだ)の荒海――それはどうやらこうやら乗切ったが...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...カナダなどから引揚げた邦人二千四百名を乗せた第二回交換船の帝亜丸は時雨のような舳波(へなみ)の音をたてながら遠州灘を走っていた...
久生十蘭 「ノア」
...四日市から乗った汽船は遠州灘を通って横浜へ行くのであるが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...遠州灘を夢の間(ま)にとか云ふやうなる歌に合せる手は誰の附けしか知らず...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...やがて遠州灘(えんしゅうなだ)にさしかかったとき...
吉川英治 「私本太平記」
...さきに遠州灘の遭難から常陸(ひたち)へただよいついた北畠親房は...
吉川英治 「私本太平記」
...しかもそれは、遠州灘の難破後、常陸にただよいついて、筑波の小田城にたてこもり、四面敵中という境界で書いた陣中の著述である...
吉川英治 「私本太平記」
...遠州灘(えんしゅうなだ)へ浪(なみ)がくれてゆくものを...
吉川英治 「神州天馬侠」
...とてもむだです」「たとえ遠州灘のもくずとなってもよい! 追えるところまでゆく覚悟(かくご)だ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...潮(しお)けむる遠州灘(えんしゅうなだ)のあなたへ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...八幡船(ばはんせん)が遠州灘(えんしゅうなだ)へかかった時から...
吉川英治 「神州天馬侠」
...江の浦は遠州灘駿河灣伊豆七島あたりへ出かくる鰹船の餌料を求めに寄るところで...
若山牧水 「樹木とその葉」
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