...私の祖父は戦争中に遠島された...
...この国では犯罪者に対して遠島が課せられることがある...
...彼は悪事を犯し、遠島されている...
...遠島先での生活は厳しいと聞いたことがある...
...遠島に行く前に家族との最後の時間を過ごしたいと思っている...
...まさに「大正の遠島」というところだ...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...俺は、救かるが、お前は、軽くて遠島、重いと、切腹って――こいつは、痛いぜ、腹を切るんだからなあ」耳許で、笑いながら、こう云いつつ、脚を押しつけて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...表向き遠島になる筈のところを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は表向き遠島になつた日蔭者...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――巾着切りは重くて遠島...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...消防機関の完備しない、保険というもののない江戸時代は、火事に対しては恐ろしく神経質で、放火は大抵火焙(ひあぶ)りか磔刑(はりつけ)、軽くて獄門、遠島、自火でも時代によれば、たちの悪いのは入牢、闕所(けっしょ)、極く手軽なので手錠の上町内預けぐらいにはされたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...漸(やうや)く遠島は免(まぬか)れましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...せいぜい遠島か所払い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...形ばかりの遠島で二年目には江戸に還れました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三宅島へ遠島になり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どうで遠島は免かれまいと立つ噂に...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...鰹船の禁物(きんもつ)は第一は遠島船...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...遠島を仰せつけられるものには...
森鴎外 「高瀬舟」
...徳川時代には京都の罪人が遠島を言ひ渡されると...
森鴎外 「高瀬舟縁起」
...遠島に罪せられたほどやかましい建立(こんりゅう)であった...
吉川英治 「大岡越前」
...死罪、遠島、重追放などの、家を失った数々の人間の子は、必然、浮浪者のなかまに入り、また、良家の子弟ではあっても、世のばからしさ、あほらしさから、犬になりたい仲間も殖(ふ)え、両々相俟(あいま)って、糜爛(びらん)した時粧(じしょう)風俗とともに、天下不良化の観をつくった...
吉川英治 「大岡越前」
...――御赦免(ごしゃめん)となった時は――遠島に処せられた時は――万一...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...獄門(ごくもん)のところを遠島(えんとう)ぐらいにはなるのは御定法(ごじょうほう)とされている...
吉川英治 「春の雁」
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