...また規模の遠大なるの長所あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...こせこせしない遠大な物の見かた……だわ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...併しこの頃では何よりも遠大な社会理論を有っているのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...暗黙のうちに理解し見きわめる遠大な見解...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...長期にわたり世界の広汎なる地域に遠大なる事業を経営する能力は...
中谷宇吉郎 「清々しさの研究の話」
...彼がたとえ若死(わかじに)をすればとてこの遠大なる理想を有するにおいては...
新渡戸稲造 「自警録」
...ベラールはそこで遠大な計画をたて...
久生十蘭 「悪の花束」
...ぜんぜんそれを隠そうとはしないという遠大な...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...まあ何といふ遠大な計畫をたてたことか! 僕等なんかだつたらたとへさういふ構想を思ひついたにしろ...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...その明るくてかげのない実践的な生活態度と遠大な見とおしに立って...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...其れに曾(かつ)て一千万円を投じた英人の遠大な経営に更に驚く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...遠大な計をめぐらすつもりで...
吉川英治 「江戸三国志」
...遠大なる「天下三分の計」なるものは...
吉川英治 「三国志」
...宮の抱負は予想外に遠大なものらしい...
吉川英治 「私本太平記」
...遠大な計(けい)の内容とは...
吉川英治 「私本太平記」
...遠大な考えまでした...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠大な方図を徐々に進めながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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