...また規模の遠大なるの長所あり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...まだなかなかそういう遠大な考えで学者の飼い殺しをする会社はそう多数にはあるまいと思われる...
寺田寅彦 「学問の自由」
...併しこの頃では何よりも遠大な社会理論を有っているのだ...
戸坂潤 「社会時評」
...遠大なる計畫を立てゝ行くことが出來る...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...駒井その人の遠大なる理想と...
中里介山 「大菩薩峠」
...遠大なる所以(ゆえん)に至っては...
中里介山 「大菩薩峠」
...実に遠大な計画をたて...
浜尾四郎 「殺人鬼」
...どうして遠大な希望にふさわしい実力をもちえよう...
宮本百合子 「ある回想から」
...雄藩連合等の遠大なお考えがあるのかも知れません...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ほかの人々においてはその遠大な野心...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...前途に遠大な目的をもつ人文地理のような学問が...
柳田國男 「地名の研究」
...其れに曾(かつ)て一千万円を投じた英人の遠大な経営に更に驚く...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...地方文化などといふ遠大な抱負を理想してゐられないのはいふ迄もない...
吉川英治 「折々の記」
...手前にも遠大な利殖の方法を見つけたわけで...
吉川英治 「三国志」
...劉表も遠大な野心を抱いていますし...
吉川英治 「三国志」
...――自己の遠大な設計を徐々にすすめてゆくための...
吉川英治 「私本太平記」
...人間の天職のうちでいちばん遠大な理想と...
吉川英治 「新書太閤記」
...遠大な計をもつ身だ...
吉川英治 「平の将門」
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