...遠国からの便りが届いた...
...彼女は遠国に旅行に行った...
...遠国の文化に興味がある...
...遠国への輸出が拡大している...
...彼は遠国に住んでいる友人とSkypeで話をしている...
...遠国へ赴任すると言って置いて行った少しばかりのガラクタが...
徳田秋声 「黴」
...知らぬ遠国の人から送って来るのもたくさんあった...
徳田秋声 「黴」
...これじゃ手もなく親子を隔離するために学問させるようなものだ」学問をした結果兄は今遠国(えんごく)にいた...
夏目漱石 「こころ」
...……目安箱(めやすばこ)の密訴状の実否やら遠国の外様(とざま)大名の政治の模様...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ただに遠国のみならず...
福沢諭吉 「教育の目的」
...遠国から遥々都へ遊学に出た青年で...
牧野信一 「松竹座を見て(延若のこと)」
...だからそこで、夏がすごしやすい生産的なものになるためには、あるそう入が、多少の即興的生活が、遊惰(ゆうだ)が、遠国の空気が、そして新しい血液の供給が必要なのである...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...遠国と異郷への青年めいた思慕(しぼ)をめざめさせた姿であった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...御自身の乳母(めのと)が遠国の長官の妻になって良人(おっと)の任地へ行ってしまうその家が下京のほうにあるのをお知りになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...常例にしていた土地も遠国にはあるが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...其他(そのた)を「田舎(ゐなか)」と称して恰(あたか)も東京から千葉や埼玉へ出掛ける位の心持で便船(びんせん)毎(ごと)に其(それ)等の遠国(ゑんごく)へ往復する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...遠国のうすい縁者をあてになどして散らかったが...
吉川英治 「大岡越前」
...遠国へ流されるまでのたとえ幾日でも...
吉川英治 「親鸞」
...遠国に朽ち果てようとも...
吉川英治 「親鸞」
...長い遠国からの道中...
吉川英治 「平の将門」
...こんな遠国へ来るものか...
吉川英治 「平の将門」
...故郷(くに)は遠国なので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...思いきって遠国へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索