...遠い遠い所で遠吠えをする犬があった...
有島武郎 「星座」
...犬の遠吠えよりほかには...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「予謀殺人」
...ただ遠くから犬の遠吠えが枕に付いてきて...
橘外男 「逗子物語」
...遠吠え専門の痩犬は何万匹あろうとも...
中里介山 「大菩薩峠」
...加賀の白山まで見とおしの焼野原――犬の遠吠えも遠のいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...遥かに犬の遠吠えが聞えて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬の遠吠えが聞えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...犬の遠吠えが追々に近くなるのに気づきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...鳴きつれて来た犬の遠吠えの次第送りは止んでいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんな調子っ外れの遠吠えを聞かされたら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ただ時をり犬の遠吠えが束の間だけ沈黙(しじま)を破るのみで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...「みの! どうしたの/\」美濃は私の声をきくと遠吠えをやめて...
平山千代子 「「みの」の死」
...右方左方に提灯が飛び交ひ犬の遠吠えの声に入れまぢつて...
牧野信一 「酒盗人」
...三匹遠吠えしていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...その犬がきっと遠吠えをはじめた...
宮本百合子 「犬三態」
...時々あの墓場のわきへ行っちゃ遠吠えをやらかす癖が附いちゃって――あれがそうでやす」金太郎君はそう言って寂しく笑いました...
三好十郎 「樹氷」
...痩犬の遠吠えに過ぎなかった事実を見ても...
夢野久作 「近世快人伝」
...気をつけろよ」遠吠えは...
吉川英治 「大岡越前」
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