...常に謙遜(けんそん)である事を忘れるものではない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...謙遜な面を揚げて...
石川三四郎 「土民生活」
...気障(きざ)も厭味(いやみ)もない、言語(ことば)から挙動(ものごし)から、穏和(おとなし)いづくめ、丁寧づくめ、謙遜づくめ...
石川啄木 「悲しき思出」
...女學校時代に才が勝ち過ぎて謙遜の徳が足らないと兩親が氣づいて誡めた事もございました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...汚ないものでも扱うと一廉謙遜になった様で...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...よく云えばあまりに謙遜(けんそん)な...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...こうなった上は一匹残らずこの傲慢不遜(ごうまんふそん)な猿どもを退治てやらなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたを尊敬しているか分らないくらいですよ」ハリスは謙遜の身振りをして...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...それは徒(いたず)らな謙遜というわけでもなく...
牧野信一 「鬼涙村」
...最も人間の謙遜と誇持(ママ)とにみちた言葉ですね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは控え目であろう・教えられる信仰に対しては従順であろう・また自分の考えを述べるにはいつも冷静に謙遜であろう・という傾向をしぜんと得たのだし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その眼には謙遜(けんそん)な...
山本周五郎 「橋の下」
...後輩に対しても極めて謙遜(けんそん)であるが...
山本周五郎 「花も刀も」
...彼は今自分の心が一番謙遜になつてゐるやうに思はれた...
横光利一 「悲しみの代價」
...失われたものを探し求める謙遜な気持ちにふとなって来るのだった...
横光利一 「旅愁」
...穴でもあらば、隠れたくなります」と、謙遜した...
吉川英治 「三国志」
...かくて陸遜は、魏の勢を遠く追って、完全なる呉の勝利を取りかえしたばかりでなく、きょう孫権が大敗した戦場まで行って、味方の死体や旗やおびただしい陣具まできれいに収容して来た...
吉川英治 「三国志」
...もう天下人に成りおわせたような気でおるか――と同輩の将を口惜しがらせたような不遜の態度は...
吉川英治 「新書太閤記」
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