...我々が遙かによいと思う我々の方法によれば...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...遙か遙か先に山のかげに平らなところが見える...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...行くみちはあまりに遙かだつた...
竹久夢二 「砂がき」
...性的魅力の点にかけてはこの方が遙かに能楽以上とされているけれども...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...丘の上にあつて四方の連山を見遙かす眺望は気に入つた...
種田山頭火 「行乞記」
...遙か向う岸には、消えかけたり燃え上ったりしながら、蛇のように這う野火がある...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...確かに遙かに一層明證的に...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...これは遙かに合理的な説明を与えられることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...四つに偃うて覗いて見るとさら/\と僅に碎くる白波が遙かの下の方である...
長塚節 「鉛筆日抄」
...平次の力は遙かに優(まさ)つたものと見えて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後年禪宗界に於て一廉の根據地と目せらるゝに至りたる美濃の如きも其禪宗を接受したのは遙かに關東殊に相武よりも後くれ...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...遙か遠くの方には...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...遙かに下界から仰ぎ見るをよしとする...
水上瀧太郎 「山を想ふ」
...そして感情の表現も遙かに率直です」と...
宮本百合子 「ケーテ・コルヴィッツの画業」
...遙かに多くの勝目をもつものである」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昔の人は我々よりも遙かに外形に敏感であつた...
柳田國男 「服裝語彙分類案」
...しかしそれが空間遙か遠くに在るやうには見えなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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