...ここに表したのよりも遙かに大きい...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...弓形は東京のよりも遙かに小さくて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鉄の道具に較べると遙かに劣るので...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...二それは何という荒涼とした景色だったろう! 遙かな地平の果てに...
伊藤野枝 「転機」
...遙かに見えるトンネルの口...
江戸川乱歩 「鬼」
...其の遙かな向うには名を知らぬ山脈が盛上がつて...
寺田寅彦 「伊香保」
...神は遙かにいや強し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...さうして谿は藥研の底のやうな形をして或度の傾斜を保ちながら遙かに向へ走つて居る...
長塚節 「旅の日記」
...戸ははやく立てさせて時雨れ來るけはひ遙かなり焚き棄てし落葉の灰はかたまりぬべし八日松の葉を繩に括りて賣りありく聲さへ寒く雨はふりいでぬ朝まだき車ながらにぬれて行く菜は皆白き莖さむく見ゆ四大正三年六月八日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...それとはもつと遙かに複雜なリズムを彈奏するにある...
萩原朔太郎 「青猫」
...過去に比して遙かにそれの本質に適合したものであることによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...むしろ本当の詩人よりも遙かに空想的で...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ぼんやりと弱くなった眼で遙か遠くの方に望み見ていたからか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...迷景(ミラージュ)の漂つてゐる遙か遠方に...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...二官よりも遙かに冷静です...
吉川英治 「江戸三国志」
...見よ! 遙か眼下にどろんと澱んだ山...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...同時代の西欧諸民族よりは遙かに優れていたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...特に葡萄酒はこの国の酒より遙かに優秀であると云った...
和辻哲郎 「鎖国」
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