...「がむしゃら」を「ガラムシャ」――その外日本語を間違える事は殆(ほとんど)挙げて数えるのに堪えない...
芥川龍之介 「長江游記」
...下駄を踏違えるトタンに...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...改築とともに店は必ず見違えるほどの立派さ晴れがましさになるであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...そんなことを間違えるはずはないじゃないか!……時々あすこへ行ったついでに有り合せの花なんぞを上げていたもんだから...
橘外男 「逗子物語」
...そんな腰巻(ゆもじ)と血糊のべっとりついたのとを見間違えるような粗忽(あわて)者ではないことに気がついたのでございましょう...
橘外男 「蒲団」
...見違えるように美しくなってゆく...
豊島与志雄 「牛乳と馬」
...子供が音符を間違えるたびに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...誰が見たって間違える...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...わざと名を間違えると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「畜生! 間違えるない...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...何にも増して一つの観念を別の観念と間違えるようにさせがちなことは...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そしてこのヅクノキをオリーブと間違えるなんて当時の学者の頭はこの上もなく疎漫で鑑定眼の低かったことが窺われる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...上着を間違えるギャグ(ラストシーンによし)「煙草ないか」「うん...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
...刺違えるなどということは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...◇幾度も同じ舞いの順序を間違えると翁はやはり立上って来て...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その少年の一歩一歩には今までと見違える程の底強い力が籠っていた...
夢野久作 「戦場」
...セルロイドと間違えるな...
夢野久作 「笑う唖女」
...僕はあの論理主義みたいな神秘主義を間違えると...
横光利一 「旅愁」
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